子育て/子育て関連情報

MI(マルチ能力)で子どもの力を伸ばす方法(3ページ目)

言葉・数字・空間・音楽・運動・自然・自分・人……お子さんの得意なことは何ですか?MIの考えを知って、子どもの個性を生かした育児をしましょう!

執筆者:松原 美里

体をコントロールする力!運動能力

運動が得意だったり、自分の気持ちを体で表現するのが得意なお子さんはいませんか?
□長い間じっとしているのが苦手である
□お話をするときに身振り手振りが多く入る
□体を動かしたり、体験することが好きである
こういった様子は、運動能力の一つの面といえるでしょう。

運動能力というと思い浮かぶのは、北京オリンピックの金メダリスト、北島選手ではないでしょうか。芯の強い瞳と圧倒的な精神力でその水泳技術を世界一に高め、人々を魅了しました。このように肉体的なスキルが高く、精神力によって体を上手にコントロールする能力が運動能力です。他の職業ではダンサーや職人さんなどもそうです。能力をさらに伸ばすために、踊りやかけっこを取り入れたり、ごっこ遊びで子どもが自分で体験出来る工夫をすると良いでしょう。また、五感を使って実際に感じる遊びもオススメです。

音楽に敏感!音感能力

音感能力
音楽を通して学ぶのが音感能力
音楽やお歌が大好き!そんな子は音楽能力の高い子どもなのかもしれません。
□音楽がかかっていると喜ぶ
□リズムに合わせて歌ったり踊ったりするのが得意である
□楽器遊びが好きである
……思い当たるものはありましたか?

音感能力といって思い浮かぶのは、没後200年以上経ったいまも熱烈に支持されている音楽家のモーツァルトです。彼のように豊かに音楽を表現したり、「これは●●の曲」「これは△△の楽器だ!」……と聞き分けたりする力が音感能力です。
たくさんの音楽を聴く体験や、楽器に触れる時間を持つことでリズム感や音色へのセンサーが研ぎ澄まされます。親子で一緒にコンサートに行ったり、歌を歌うのがオススメです。

ホスピタリティとひそかなリーダーシップ!人間関係形成能力

やさしい女の子
人を思いやる優しい気持ちは人間関係形成能力
お友達のことを思いやる気持ちの優しいお子さんはいませんか?
□お友達とお話をするのが好きである
□グループで何かをするのが好きである
□お友達への関心や思いやりがある
この能力を持つ人は、他人の気持ちや感情、体の動きやモチベーションなどに敏感です。

人間関係形成能力の代表として思い浮かぶのは、ナイチンゲール。人を思いやるホスピタリティにあふれたことで多くの人に感銘を与えた彼女ですが、人の気持ちを大切にし、感情の変化を感じながらも調整をしていくことが得意です。他にはカウンセラーや交渉人・優秀なセールスマンなどが上げられます。お友達と一緒にごっこ遊びをしたり、グループでいろいろな人の気持ちを感じる機会を経験することで、とさらに能力が磨かれます。


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