幼稚園入園を控えて、これから始まる幼稚園生活に、親子で期待と不安とを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか? 幼稚園入園は子どもの成長にとっても意味のあるターニングポイントです。では、いったい幼稚園は何をするところなのでしょう?今回は、幼稚園の意味と、これから始まる園生活に大切な心構えをお伝えします。
幼稚園は社会性を育てるところ
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幼稚園は子どもの社会デビュー! |
子どもはこれまで、家庭生活の中でママやパパの愛情に囲まれて、「世の中は安全である」「望んだことは叶えられる」というという安心感を感じてきました。また、同じく乳幼児期に「自分は愛されるべき存在である」という自己肯定感も育ちます。
そこをベースに、自分の基礎が固まってきた子どもがこれから向かう先は、先生やたくさんのお友達の待つ、幼稚園です。自分が中心ではない生活の中で気持ちに折り合いをつける術を学んだり、お友達という存在を身近に感じて、葛藤や協力する楽しみ、喜びといったものを身につけていきます。これが、社会性なのです。幼稚園では年少~年中~年長を通して、それぞれの発達段階に合わせたプログラムが用意されています。
ママやパパも子どもと一緒に育っていく
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親も子も、外との交流が広がっていきます |
そして、幼稚園には実はもう一つの側面が。入園準備から入園式、さまざまな行事を通して、親自身が「親力」の筋肉をつけていくプログラムでもあるのです。これはガイド自身も子どもを幼稚園に通わせる中で改めて気づかされたものですが、それまでは家庭でのやり取りやお外に出てもお砂場といった限られた場面での交流がメインだった親子が、これからは外の開かれた世界に対して、「親子」としてつながりを持っていくスタートになります。
つまり、外の世界から見て、親としてやるべきことはどんなことか?どういう心構えで子どもを見守ればいいのか?そういったことを親に教えてくれる場が幼稚園でもあるのです。ですから、時には先生から耳の痛い指摘もあるかもしれませんが、子どものことを考えてのアドバイスとして、視点を変えて受け入れていくことで親子が成長していく良い機会になるのです。
>>入園までに身につけておきたい習慣>>