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こどもの音感を育てるためにはどんなことをするの? ♪子どもと音楽の関係♪(2ページ目)

赤ちゃんの時にはどのような曲を聴かせるのが良いのか?絶対音感って?子どもと音楽の関係について、ママでもあり現役ピアノ講師でもあるまりりんさんにお話をうかがいました♪

執筆者:浅川 美映

Q.赤ちゃんのうちから音楽を聴かせることは良いことですか?また、良い場合、どのような音楽を聞かせるのが良いのでしょうか?

A.もちろん音楽を聴かせることは良いことです。

以前は耳の発達は4歳くらいがピークと言われていましたが、自分が子育てしてみて感じたことは、『子どもの耳は、生まれたときから、どんどん発達して1歳半頃には、細かい音程もかなり認識できるようになっているのではないか?』ということです。

その頃になると、言葉もずいぶん理解できるようになってきますよね。

言葉は生まれたときから耳に入ってきます。音楽も同じように考えると、音感教育は3~4歳からと限定して考えるのではなく、生まれたときから始まっているといえるのではないでしょうか?

小さい子の場合は、正しい音程で歌えないから「この子は耳が悪いのか?」と思うのは、大きな間違い。声帯のコントロールが未熟なだけです。
マラカス
言葉もたくさんの言葉を聞き、理解する力がついてくるわけですから、音楽も同じです。たくさんの良い音楽を聴いて、聴き取り・・・そして感じとる力がついてくるのです。

反対に刺激的な汚い音ばかりを、耳にしている子はどうでしょう?美しい音がいつも身近にある子とでは、耳もかなり違ったものとなってくることでしょう。

ですから、赤ちゃんのうちから「きれいな音」を耳に入れてあげる事は、とても大切だと思います。

また、音楽は情緒にも影響を与える力があるということも考えたほうが良いでしょう。

言語は知的能力を必要としますが、音楽は情緒に直接働きかけることができるのです。誰でも、「嬉しい」「悲しい」といった、感情の働きをもっています。音楽はそのような感情に直接作用する事が出来ます。これは世界共通ですね☆

例えば、運動会のかけっこで、スローテンポな曲が流れたらどうでしょうか?走りやすいでしょうか。このようなときは、スローテンポな曲よりアップテンポの曲のほうが、気分ものりやすいですよね♪

このように、場や雰囲気に合わせた曲を用いることによって、「良い気分にする」「やる気をおこさせる」「リラックスさせる」など、様々な情緒への刺激にもなるのです。

このようなことを考えると、日常の中で、その時にふさわしい「美しく優しい音楽」を聴かせることは、子どもの情緒の安定にも繋がる事と思います。


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