男のこだわりグッズ/iPod・ミュージック関連グッズ

周辺グッズから見えてくるiPadのこと(5ページ目)

iPad用の周辺グッズはスゴイ速さで開発、発売されています。中でもよく考えられているSimplismのケース、バード電子のスタンドを中心に、iPad周辺グッズを通してiPadの面白さをあぶり出します。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド

何故、Apple Storeには保護フィルムが売っていないのか

Simplism「Protector Film for iPad Anti-glare」1,680円(税込)
他に、光沢タイプの「Protector Film for iPad Glare」(1,280円)もある。

いつの頃からか、携帯電話やポータブルゲーム機の画面には、保護フィルムを貼るのが当たり前になっています。iPhoneやニンテンドーDSのように、直接画面を触るもの以外の、携帯電話やiPodにまで、保護フィルムは普通に貼られています。iPadのような、指先で画面を操作するツールの場合、保護フィルムは必須のように思えますが、Apple Storeのネットショップでは保護フィルムを売っていません。確かに、iPadの広い画面にキレイに保護フィルムを貼るのは難しいし、失敗すると貼らないより汚くなってしまうので、貼るのが当然、ということにはならないでしょう。

保護フィルムを貼る前のiPad。撮影時のテントの様子が写り込んでいる。

また、iPadの表面は指紋が残りにくい加工がしてあるそうで、実際、触りまくった後でも、きちんと拭けば、かなりキレイになります。覗き見防止 のフィルムが欲しい人も多いとは思いますが、iPadは、画面をみんなで見て楽しむ要素もあって、多分わざと視野角を広くしてあるのです。そして、向かい合ってiPadを覗き込むといった使い方に向いたツールでもあり、なるべく覗き見防止フィルムも貼りたくない、という感じです。つまりAppleとして は、保護フィルム無しで使えるよ、というアピールにためにも、自分のところでは保護フィルムを売らないのだと思われるのです。

アンチグレアタイプのフィルムを貼った。写り込みがかなり減っている。

といいつつ、ガイド納富が保護フィルムを貼ってしまったのは、単に好みというか、iPadの光沢感あふれる画面が、ちょっと苦手だからです。その ため、反射を抑えるアンチグレアタイプの保護フィルムを貼りました。さらに、裸で使う事が多いため、画面に傷がつく事を避けたいという意味もありました。そして、身近に上手に貼れる人がいたというのも大きな要因です(これが、一番大きな要因だったかも知れません)。逆に言えば、光沢感が好きで、ケースに入れてiPadを使っているのなら、保護フィルムは不要だとも言えます。実際、写真なんかはアンチグレアタイプの保護フィルムが付いていると、鮮やかさが結構減ります。画面そのものはフィルム無しで見る方がキレイなのです。この、保護フィルムについて、考えさせるあたりが、iPadというツールの何ともアナログ的な部分だと思うのです。

ガイド納富の「こだわりチェック」

ガイド納富が試作した帆布製のiPadカバー。iPad版のブックカバーをイメージして作成。

iPadに関する本を書いている最中という事もあって、使えば使うほど、色々考える事が出てきて、それが楽しいiPadですが、考えればアイディアも生まれるわけで、現在、ガイド納富はオリジナルのケースを作成して試用しています。ケースというか、もう単に四角く縫った帆布にゴムを付けて、それでiPadを固定。くるりとiPadを包むだけの、シンプル極まりない、ブックカバーのiPad版みたいなものです。一応、ウレタンの薄いシートを入れて、ほんの少しのクッション性は持たせていますが、基本的には埃除けと傷除け程度の機能しかありません。

iPadはゴムで四隅を固定。布の中にはウレタンシートが入っている。

ただ、日常的にiPadを使っていて思うのは、裸で使う事が一番使いやすい事。でも裸で使うと、使わない時には埃をかぶってしまうし、何かの拍子に画面に傷を付けてしまうかも知れません。そこに、布1枚でもかけておけば、それで安心出来ると思ったのです。また、カバンに入れた時に、中で存在感を主張しないところがiPadの魅力の一つだと、ガイド納富はかなり強く思っていて、そのため、保護能力は犠牲にして、ちょっとだけ安心出来る程度のケースを考えていました。そこで思いついたのが、趣味でもあるブックカバーでした。ブックカバーがかかっているだけで、随分安心して本を持ち歩けます。だったら、iPadもカバー程度でいいかな、と思ったのです。あとはクッション付きのカバンとかに入れればいいやとか。

iPadの薄さのままに、持ち歩いたり、カバンに入れたり出来る。ケースに入れたまま充電など全ての操作が可能。

そうして、使っているわけですが、本当に保護能力はありません。でも、帆布の手触りが良いせいか、手に持つとiPadが軽く感じられます。滑り止めにもなります。表面を巻いてiPadの枕にすれば、多少の角度が付いてキーボード入力がやりやすくなります。電車などで取り出した際に、iPad だとは気付かれにくく、目立たないのも気に入っています。このケースは、試作段階を終えたら、バード電子さんと、textlife.storeで少量、販売する事になるとは思います。かなり割り切った、普通では製品にはならないようなカバーなので、興味をお持ちの方だけ、使ってみてください。このカバーも、iPadは意外にアナログ的なツールじゃない?という発想の元で作りました。

くるくると巻けばチルトスタンドにもなる。軽くて、ちょっと高級感はあるところも気に入っている。

こんな風に、実際に登場している周辺グッズを並べてみると、iPadが、従来のデジタル機器とは随分違った個性を持っている事に気がつくと思います。ノートパソコンを常時持ち歩くような、バリバリのビジネスマンにあまり評判が良くないのも、その、ちょっとアナログ的なムードのせいではないかと思うのです。ビジネスにも、もちろん使えますが(実際、この記事のほとんどの部分はiPadのSimplenoteというアプリで書きました)、仕事を効率的にとか、情報をバリバリ管理して、というような作業はパソコンに敵わないし、コミュニケーションツールとしては携帯電話に敵わない、ちょっと立ち止まって発想を支援したり、息抜きしたり、だらだらと仕事したり(この記事の大部分はiPad持って寝ころんで書きました)、そんな、今までとは別の風景を眺めるためのツールに見えてくるのです。

<関連リンク>

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