男のこだわりグッズ/iPod・ミュージック関連グッズ

iPhone 3G用ケースBEST5を選んでみました(4ページ目)

携帯電話をケースに入れて持ち歩く人が少ないように、実用を考えると不要とも思えるiPhone用ケースは、しかし何故か使いたくなるものです。iPodStyleの戸津さんとiPhoneケースベスト5を選んでみました。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド

第一位
rethink「Lim Phone Sleeve for iPhone 3G」6,930円

rethink
「Lim Phone Sleeve for iPhone 3G」各色6,930円(税込)

このrethinkのケースは、ケースに入れたままの操作が出来ません。ケースから取り出して操作するタイプなのですが、そのデメリットを、とにかく薄く、スリムに、iPhoneにフィットするサイズで製作することで、かなりのレベルまで解消しています。要するに、薄くて軽いから、ケースから出した後、ケースごとiPhoneを持って操作出来るわけです。そうすることで、ケースから出して使う場合の、残ったケースをどうするかという問題を解決し、しかも、未使用時は全体を保護出来るケースになっています。

ジャストサイズで正にiPhoneのための革ジャケットだ

「美しさでは文句無くナンバーワンですね」と戸津さんが言うように、iPhoneにぴったりと一体化したかのような装着感は、まるでiPhoneに革張りしたようにも見えます(茶色のケースだと、ちょっと、往年の名作ポラロイドカメラ「SX-70」にも似ています)。実際、使っているうちに、革がiPhoneの曲面に沿うように馴染んできます。この一体感は、「ベタ貼り」という手法(牛革を極薄に漉いて貼合せる手法)を用いることで得られる、薄さとしなやかさ故です。タンニン鞣しの革は、使い込むことで、さらにしなやかになり、表面に艶が出てきます。コバの磨きも見事で、ここまでの素材と技術を注ぎ込んだiPhoneケースは、世界中を探しても見当たらないのではないでしょうか。

ケースに入れたままでもスリープ解除や音量などの操作が可能。
スリーブ型なので出し入れもスムーズ。

ケースに入れたままでも、スリープの解除、マナーモードのオンオフ、音量などの操作が可能で、下からiPhone本体を押し上げるだけで出し入れ出来るので、ちょっと画面上部の時計などを確認するだけなら、ケースから完全に出す必要はありません。何より、iPhoneのコンパクトさ、スリムさを全く損なわずに、しかしきちんとiPhone全体を保護することが出来るというのが、このケースの本当に優れた部分だと思います。ケースそのものの重さが15gしかないのですから。

この下部のスリットが、出し入れをスムーズにすると同時に、
iPhoneへの抜群のフィット感を生む

このケースは、実はガイド納富が実際に愛用しているケースなのですが、使っていて不満は全くありません。操作するのにケースから出すのは多少面倒ですが、普段iPhoneをポケットに入れているため、ポケットの中で鍵などにあたって傷が付くことが防げること、ポケットの中で邪魔にならないこと、バイブレーターの振動を妨げないこと、取り出す時の手触りが良いことなど、メリットも多く、気に入っています。iPhoneを大人の手帳のようなルックスにしてくれるデザインも好きです。この品質で7000円以下というコストパフォーマンスの高さも凄いと思うのです(ほとんどハンドメイドですから)。

ガイド納富の「こだわりチェック」

戸津さんの手による「痛iPhone」。作り方はiPod Styleで

今回、ケースであることにこだわって、シリコンジャケットや背面のカバーなどは取り上げませんでした。それは、戸津さんとガイド納富が共に、「シリコンジャケットは、基本的にiPhoneをケースに入れたくないけれど、傷つくのはイヤだという姿勢で使われている」と考えているからです。これは、「ケースに入れたい」という気持ちとは正反対の発想です。その意味からも、シリコンジャケット的な製品とケースは、全く別物だと判断して、今回は、ケースにこだわってみました。

冒頭に書いた通り、通常、あまり携帯電話はケースに入れません。それをわざわざ入れようとするのですから、そこには入れる人の意志があります。その意志に答えるだけの「何か」がiPhoneのケースには必要だと思うのです。そういう観点から、iPod Styleの戸津さんと1ヶ月かけてベスト5を選出し、さらに3時間かけて順位を決めました。実際の所、順位に上下の意味は無いのですが、iPhoneをケースに入れるとはどういうことかが分かるような順位にしたいと思いました。

まだ、決定版は無いというのが、ガイド納富、戸津さんの共通の見解ですが、その中で、今回取り上げた五つのケースは、それぞれにiPhoneケースのあるべき姿を表していると思います。使い勝手も、実用性も、デザインも、それぞれにかなり特徴がある五つを選んでいるので、好き嫌いもあると思います。でも、そういう突出したものがないと、わざわざiPhoneをケースに入れる意味も失われると思うのです。何だか大袈裟な話ですが、そういう大袈裟な事を考えたくなるのも、iPhoneという不思議な携帯電話の面白さなのでしょう。


<関連リンク>

戸津さんが主宰するiPod Styleはこちら

サントリー「伊右衛門」の公式サイト
(既に「かさね色豆巾着」のキャンペーンは終了しています)
「かさね色豆巾着」のiPod Styleでのブログ記事はこちら

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バード電子「iPhone 3G ラジヲケース」のiPod Styleでのレビューはこちら

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イラストレーターたかしまてつを氏のサイト

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rethinkのホームページ

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