iPhone 3Gケースについて考える

世の中には当たり前のように様々なiPhone用のケースが販売されえています。でも、よく考えてみると不思議でもあります。携帯電話の特定の一つの機種のための専用ケースが、こんなに沢山売られているのは、他の機種ではあり得ない話だと思うのです。また、そもそも、携帯電話をケースに入れて持ち歩くとか、ケースに入れたまま使用するというのは、かなり特殊な使い方ではないでしょうか。

多分、iPhoneは携帯電話ではないのでしょう。使っている人にとっては、携帯電話としても使える何か(何かは人それぞれだと思うのですが)なのでしょう。特に、シリコンジャケットやバックカバーではなく(ガイド納富を含む)「ケース」を使っているユーザーにとってみれば(多分、ケースに入れないで使う方が、デザイン的にも機能的にも良いことは間違いないのですから)。

今回、一緒にiPhoneのケース選びをして下さったiPod Style主宰の戸津裕貴氏。

だからこそ、iPhone 3G用のケースには様々なスタイルがあり、選択肢が沢山あるのだと思います。今回は、そんなiPhone用ケースについて、iPod Style主宰の戸津さんと一緒に色々と考察しつつ、現時点の私的ベスト5を選んでみました。ガイド納富が、かつて出版した「iPod Fan Book」という本があって、この本はiPodについての初めてに近い「使いこなしガイド」として日本だけでなく、アメリカ、フランス、ドイツでも翻訳出版されました。その本の執筆時点で、既にiPodの専門サイトとして有名だったのがiPod Styleです。まだ、iPodがマックの周辺機器としてしか認知されていなかった頃(iPodにも、あんなものは売れないと言われていた時代があるのです)からiPodとiPhoneに関わり続けた戸津さんとガイド納富で選んだ、iPhoneケース・ベスト5。一応、便宜上順位は付けていますが、この五つのケース、それぞれに個性が違うため、実際に上下があるわけではありません。順位については、あまり気にせず、良いケースが五つ並んでいるという感じで読んでいただけると幸いです。

五位
サントリー「かさね色豆巾着」伊右衛門のオマケ

サントリー「かさね色豆巾着」非売品
色は全八色。和の色を二色組合せて、史記の色を表現している

期間限定のオマケなので、五位にしていますが「これは一位でもいいかもしれない」と、ガイド納富と戸津さんが惚れ込んだケースです。サントリーのペットボトル飲料「伊右衛門」「伊右衛門濃い味」一本に一個付いていたものなので、価格は147円というべきでしょうか、350mlのペットボトルにも付いていたので、そちらなら110円ですね。

測ったようにiPhoneにジャストサイズなのだ

普通の巾着袋です。ただ、オマケにしては、表が綿で裏地がポリプロピレンの不織布、中にはポリウレタンが入っていて、綿入りの巾着袋が再現されているという豪華さです。そしてサイズが誂えたようにiPhoneにぴったりなのです。もちろん巾着袋ですから、入れてしまうとiPhoneの操作は出来ません。しかし、布製ですから、下から押し出せば簡単にiPhoneが出てきますし、ちょっとだけiPhoneより大きいため、入れる時もスムーズです。ケースが「カバンの中のiPhoneを、接触による傷などから守る」という用途で使いたいなら、必要十分であることは、ガイド納富、戸津さん、共に実際に使ってみて実証済みです。

デジカメやICレコーダーなども収納可能

戸津さんが「思わず全色揃えてしまいました」と言うのもうなづける、カラーバリエーションも見事です。二色の和の色を、本体部分と紐で絞る部分に組み合わせた「かさね色」は、四季それぞれに合わせて二色づつ、計八色が用意されています。その発色も中々キレイで、しかも、使い込むと色がやや褪せてきて、それもまた味わいになります。もっとも、洗濯は出来ませんし、味わいを通り越してボロボロになると捨てるしかないのですが、元々オマケですし、長く使うというより、四季折々に色を楽しみながら、そのシーズン中に使い切る、という使い方が良いでしょう。

紐は片側に寄せることでストラップのようにも使える

また、元が汎用品ですから、iPhone以外のツールを入れる事も出来ます。戸津さんはデジカメを入れていました。ガイド納富も愛機「R8」を入れてみたら、ちょうど良い大きさでした。ただ、この「かさね色豆巾着」、微妙に個体差があり、一つ一つサイズが違うので注意が必要です。ガイド納富が試した所、R8がスムーズに入るものと、ギリギリで入るので出し入れがしにくいものがありました。iPhoneだと厚さがないため入りにくいものはありませんでした(逆にiPhoneを入れる場合は、小さめのものを探して、よりジャストフィットを狙うという楽しみがありました)。

次のページでは、四位のバード電子のケースと三位のmoshiのケースを紹介