いわば、とても持ち心地の良い鉛筆のようなエディタ
「iNote」450円

一覧画面で最初の数行が表示されるのは便利

iNoteは、いわゆるメモ帳ソフトです。特に凄い機能がある訳ではない、シンプルな普通のメモ帳ソフトなのですが、とても入力が楽なので愛用しています。通常、iPhoneでは、文字入力を画面に表示されるソフトキーボードで行います。このソフトキーボードは結構良く出来ていて、思ったほど入力が難しくはないのですが、それでもキーが小さくて、つい隣のキーを打ってしまったり、素早い入力には向かなかったりします。ところが、このiNote、画面を横にすると、横長い画面でソフトキーボードが表示されるので、かなり広々としたキーボードでの入力が可能になります。

横位置でのソフトキーボードは、幅が広くて打ちやすい

実際は、二倍にもならないのですが、キーとキーの間の距離が少し開くだけでも、入力は格段にやりやすくなるのです。もちろん、タッチタイピングが出来るほどではありませんが、指二~三本使ってのタイプが出来るので、かなり入力速度は上がります。タイプミスが減るので、実際以上に入力効率がアップするのです。書いたメモをメールする機能もあるので、長文のメール作成時にも役立ちますね。ガイド納富は、原稿の下書きなどにも利用しています。ネックは、機能の割に、やや価格が高いことでしょうか。

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言葉を探す楽しみも味わえる辞書ソフトの傑作
「大辞林」2500円

いくつかの切り口から大辞林への入り口を選ぶ

今回紹介するアプリの中では最も高額ですが、十分その価値はある辞書ソフトです。普通の辞書ソフトでも、大辞林が丸ごと検索出来るなら十分便利だし、iPhoneに入れておこうと思うのですが、この「大辞林」は、そういうリファレンスとしての機能以上に、辞書を持ち歩くということはどういうことか、が、とても良く考えられています。

言葉が整然と並んでいる中を、指で画面を弾きながら走っていく

画面が格子状に区切られていて、そこに五十音順に言葉がずらりと並びます。そこをページをめくるように指で画面を弾きながら目的の言葉を探していきます。途中で気になる言葉を見つけたら、そこに寄り道して、その中の関連語句を調べて、また言葉の群れの中を探して、という感覚は、紙の辞書を楽しんで使っている時の感覚にとても近いものがあります。もちろん、普通に語句検索も出来ますが、iPhoneのインターフェイスを上手く使って、辞書という「言葉を探す」本を再現していることが、本当に素晴らしいと思いました。

言葉から言葉へと興味が続いていくインターフェイスが秀逸

黒地に白い文字なのも、短い語句や解説を読むのには向いていると思います。長文だと、やはり白地に黒文字の方が読みやすいのですが、言葉を印象的に把握するなら、コントラストが高く見える黒地に白文字の方が頭に入りやすいように思いました。しかも、書籍版より収録語数も多いというのだから、2500円はむしろ安いのではないでしょうか。

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iPhoneで読む電子雑誌の新しい形を提唱
「クーリエ・ジャポン」350円
「バラク・オバマ米大横領就任演説」115円


まず、誌面のレイアウトを見せるところから入るクーリエ・ジャポンのデジタル版

電子出版を構想し、手掛け続けてきたボイジャーが講談社と組んで送る、デジタル機器で読む新しい雑誌の形、その1つの完成形が「クーリエ・ジャポン」であり、「バラク・オバマ米大横領就任演説」です。元々、T-TimeやAZUREなどで、電子出版コンテンツをどういう形で読むか、に取り組んできたボイジャーならではの、紙の本と電子の本の繋ぎ方が、とても画期的で、ガイド納富にはとても読みやすい雑誌に思えました。

本文は、別途拡大表示されて、ページをまたぎながら本文のみを読み進むことができる

雑誌全体のレイアウトを見せて、そこから本文のタップで本文が、ちょうど画面に収まる大きさで拡大表示されます。そのまま、画面を指でめくっていけば、本文を読み進むことが出来ます。レイアウト、写真、本文、見出し・リードを、それぞれブロック単位で見せていくというアイディアは、一部では統一性がないと不評のようですが、ガイド納富としては、雑誌を読む時の視線の移動に合っていて、自然な操作感だと思いました。時々、縦位置で読むのか横位置で読むのかが分からない所があって、まだ試行錯誤の段階かとも思いましたが、それでも、このリーダビリティの高さは、他にはないものです。

音声と対訳で演説の全てを伝える「バラク・オバマ米大横領就任演説」

「バラク・オバマ米大横領就任演説」では、英文と翻訳、音声を同時に参照出来るレイアウトが、英語が得意でないガイド納富にも、就任演説を生で聞く面白さを伝えてくれました。演説を聞きながら英文を追えば、かなり意味が分かります。さらに、対訳があり、単語の注釈も付いているので、生の英語のまま、演説を聞くことが出来るのです。それに写真も加わるのですから、臨場感もあります。これもまた、電子出版の新しい試みの一つとして画期的だと思うのです。

今後、クーリエ・ジャポンが、どんな風に進化するのかも楽しみです。そういえば、クーリエ・ジャポンの注意事項として、紙媒体のクーリエ・ジャポン全文が収録されているわけではなく、一部の抜粋なので注意が必要です。その分、価格も安くなっています。

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