最小限の、だけどオールインワンのノートカバー

ペンを閂のように挿し込んで表紙を留める構造。筆記具がすぐ取り出せるのも便利

ノートカバーとして良く出来ているのは、中にノートをいれた状態で、とても書きやすいと言うことです。表紙に、このカバーの特徴でもある、ペン差しが付いているにも関わらず、革の厚みのせいか、凸凹が気になりません。それは左右、どちらのページでも言えることで、ノートカバーとしての機能はそれで十分でしょう。また、ペン差しが、表紙とは別に、もう一つ、こちらはペンのクリップ部分を差込むタイプなので、太いペンにも対応します。

表紙のペン差し部分は、閂になっている重要な部分ですが、ガイド納富が使っているのは、このペン差しの直径が小さいタイプで、それなりに差すペンを選びます。待てば、ここが太いタイプも入荷するとのことでしたが、一刻も早く使いたいガイド納富は、それでも在庫としては最後の一つだった、このカバーを買ってしまいました。なので、ここには愛用のペリカンM205は入りません(ここに差すために、ペリカンM300の購入を考えていますが、それはまた別の話です)。現在は、パーフェクトペンシル9000番のブラックタイプを差していますが、これはこれで良く似合うので気に入っています。

中にはクリップで留めるタイプのペン差しを搭載。表紙と合わせて二本の筆記具を収納できる
ノートのほかに薄い小冊子や名刺などを挿し込んで使うのも便利


中のペン差しに、愛用のペリカンM205を入れて、後は、薄手の名刺ケースと、「ごらん」と人に見せたくて、ガイド納富が編集長を務める、手帳にもなる懐中雑誌「ぱなし」を差込んでいます。名刺ケースや「ぱなし」のような薄いものは、筆記時に邪魔にならず、しかも、入れておきたいものなので、それらが収納出来るのも嬉しいところです。

ノートカバー+ジョッターという発想

ジョッターのように立ったままでの筆記ができる。横長の紙面を有効に使えるのも魅力

背面に、ジョッターの様な感じで、「Thinking Power Notebook」のA5横サイズ「ネイチャー」が差込めます。これは、ノートカバーの、素早くメモをとるのには向いていないという欠点を補うものです。また、宇井野さん曰く「このノートは表紙を見せたいじゃないですか」ということで、このような形になっているわけです。

「ネイチャー」というノートは、とても薄くて、せいぜい4~6回ほども取材に行けば一冊終わってしまいます。そういうノートだからこそ、こんな風にジョッターの様に使うのに向いています。カバーされてないからボロボロになるような気もしますが、それ以前に使い切れるから大丈夫なのです。ただ、この状態だと、裏面に文字が書けないのと、表紙のペン差しにペンを差したままで机に置いて、このジョッター部分に文字を書こうとすると、ちょっとグラグラするのが欠点です。

まあ、片面にしか書けないのは、後で整理するのには便利なので、目をつぶるというか、取材先などでは、ここから抜き取って使えば問題ないですし、ペン差しからペンを抜いて、それで筆記すれば、グラグラする問題も片づきます。そんな些細な欠点はどうでもいいくらいに、この「ごらん」は使っていて嬉しくなるカバーなので、個人的には、ほんとどうでもいいのですが(笑)。

ガイド納富の「こだわりチェック」


要するに、こういう革の、こういう包む形の、質実剛健のようで、遊び心もあって、機能は最小限で必要十分で、絶妙のサイズバランスで、持っていたくなるような、そんな道具が好きなんですね。それが、「書く」ことに関するものであれば、もうそれに優るアイテムは無いだろうという感じではあります。繊細過ぎず、でも丁寧な仕事ぶりも魅力です。価格も、これだけの革を使っている割にリーズナブルです。間違いなく長く使うことになると思いますし。

こういうグッズは、誰にでも勧められるというものではないのですが、好きなひとの手に確実に届いて欲しいと思うようなグッズでもあります。仕事にもプライベートにも、当たり前に共有できるのも、この「ごらん」の面白さですから、利用範囲は広いと思うのです。「ああ、いいね」と言ってもらいたいと、だから「ごらん」と見せてしまう、そんなノートカバーです。それで仕事にも使えるのだから、それは凄いと、ガイド納富は、そんな風に惚れ込んでいるのでした。
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