男のこだわりグッズ/グッズ関連情報

充電、電源タップ、ケーブルのこだわり収納(2ページ目)

携帯電話やiPodなどの充電、電源コードやタップの周囲、パソコン周り、部屋のあちこちのケーブルの渦を、スタイリッシュに機能的に収納し、使い勝手も向上させる、そんなツールをまとめてご紹介します。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド


電源タップ周りの収納にもデザイン感覚を取り入れる

Blue Lounge「The Cable Box」3,980円(税込)
色は写真の白の他に黒もあります。

生活の中にデジタル機器やAV機器、パソコンなどが増えてきて、もはや家庭に用意されたコンセントでは全然足りなくなってきました。そこで活躍するのが電源タップなのですが、様々な電源が一箇所に集まる電源タップは、どうしても見た目がゴチャゴチャします。それは、タップ自体がどれだけスマートになっても避けられません。

ということで、これも、今年のグッドデザイン賞第一次審査通過で、前のページで紹介した「The Sanctuary」と同じブランドから発売されている「The Cable Box」を紹介します。まあ、見た通りの、電源タップをまとめて入れておく「箱」なのですが、これも使ってみると、とても考えて作られている製品だという事がわかります。

使用中のタップをそのまま放り込める使い勝手の良い大きさ。

単に電源タップを収納するだけのケースとしたら、このThe Cable Boxは、やや大きい感じです(W398×D154×H134mm)。でも、この大きさが使いやすいのです。例えば、通常の3から4個口のタップなら、3個くらい楽に収納出来てしまいます。もちろん、大型のタップも余裕で入ります。つまり、今、家で使っているタップを、そのまま放り込むだけで、部屋の隅が簡単にスッキリするわけです。

掃除もしやすくなるが、それ以上に火事の心配が軽減し、モノを置くスペースまでできてしまう。

スッキリすると部屋の美観も良くなるのですが、それ以上に、タップに埃がたまって火事の原因になる事も予防出来ます。さらに、このThe Cable Boxは、素材に燃えにくいハイインパクトポリスチレンを採用。両サイドのケーブルを出す部分のスロットも大きく開けて通気性を確保するなど、火災対策にも気が配られています。

しかも、このThe Cable Boxは、シンプルな形だけに、上にモノを乗せることも可能。ワイヤレスLAN用のルーターとか、ゲーム機といった、ケーブルの側に置く必要がある機器の新しい置き場として最適です。ありそうで無かった製品で、価格も手頃で、デザインも良く、使い始めればいきなり手放せなくなるほど便利な製品だけあって、生産が間に合わないほどの好評ぶりですが、それも無理もないと思います。

ノートパソコンの周りのケーブルをスッキリさせる

Blue Lounge 「The Space Station」9,981円(税込)

充電器周り、電源タップ周りと来て、最後はノートパソコンの周辺機器を繋ぐケーブルもスッキリ収納するツールを紹介します。これもまた、今年のグッドデザイン賞第一次審査通過の製品で、またまたBlue Loungeのデザインによる「The Space Station」です。一言で言えば、ノートパソコン用の汎用ドックのようなものですが、それだけに留まらない、今回紹介した二つのケーブル収納ツール同様、シンプルながら、やけに様々な機能を持った便利グッズでもあるのです。

内部はUSBハブとケーブル巻き取り用のフックが装備されている。

裏を見てもシンプルなものですが、いくつも並んだケーブル巻き取り用のフックと、内蔵されたUSBハブが、このThe Space Stationの機能の秘密です。ここに、ノートパソコン用の電源コードを巻き付けたり、ハブに外付けのハードディスクやメモリカードリーダー、光ドライブなどを繋いで、それらのケーブルの余りも巻き付けます。すると、外出する時は電源ケーブルと、USBケーブルを抜くだけでOKだし、家ではケーブル2本を繋ぐだけで、周辺機器との接続が完了するというわけです。

USBハブはACアダプタを繋げば、USB給電も可能になる。

USBハブにACアダプターを繋げれば、USB給電タイプの機器も使えます。また、幅が65cmとたっぷりあるので、デジカメやiPhoneなどの充電すケーブルの収納も余裕でOK。デジタル機器全体のステーション的な使い方も出来ます。内部に設置された脚が、前後のパネルよりほんの少し(約5mm)長いので、設置すると下部に少しだけ隙間が空きます。そこからケーブルを出し入れ出来るので、ステーションのどの部分からもケーブルを出し入れ出来る見事な設計は、他の似たような製品との大きな違いだと思います。

表面後部には葉書や名刺、ペーパーフォルダなどを立てられるスリットも用意されて、全体でノートパソコンを中心にした作業スペースになる。

また、ノートパソコンを乗せた時の傾斜は、キーボードが打ちやすくなるだけでなく、モニタの位置がかなり上になるため、机に座ってモニターを見るのに、とても良い位置関係になります。ついでに、マウスもステーションに繋いでおけば、デスクトップパソコンの感覚で使える感じでした。さらに、ペーパーフォルダーや名刺などを挟んでおけるスリットが付いていたり、ステーション上部のシリコンが絶妙の滑り止めになっていて、携帯電話などがとても置きやすくなっているなど、使ってみて初めて分かる「おっ? これは」という工夫に溢れている製品だと思いました。

ガイド納富の「こだわりチェック」


今回紹介した、三つの用途の違うケーブル収納グッズは、前にガイド記事でも紹介した、iPodなどのイヤフォンケーブルを収納するグッズ「Cable yoyo」を手がけたデザインスタジオです。つまり、やたらとケーブルを処理するグッズを作っているんですね。それだけに、ケーブルの種類の違いに敏感というか、それぞれのケーブルが利用されるシチュエーションごとに、違ったアプローチでデザインされています。

考えてみれば、ケーブル収納グッズの専門家なんて、多分、世界にもほとんどいないでしょうし、「The Sanctuary」「The Cable Box」「The Space Station」それぞれが、どれも、ありそうで中々無い製品に仕上がっているのも当然かも知れません。「The Sanctuary」の行き届いたケーブル類と電源管理、「The Cable Box」の絶妙のサイズバランスによる扱いやすさ、「The Space Station」の作業スペース作りの上手さなど、デザインと使いやすさと機能の融合ぶりは、使えば使うほど、有り難さが身に染みます。
<関連リンク>

マルチ充電トレイ「The Sanctuary」の購入はアシストオンで
電源タップ収納ボックス「The Cable Box」の購入はアシストオンで
ノートパソコン用作業スペース「The Space Station」の購入はアシストオンで
(それぞれにデザイナーのインタビューも掲載されています)

iPod用ケーブル収納ツール「cable yoyo」を紹介したガイド記事はこちら

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