最初はただのケーブルから始まった
バード電子「iPod DJ Mixer DJ-2.20」
4,200円(税込) |
ミキサー遊びを手軽に楽しみたいというコンセプトでバード電子が最初に発表したのが、「iPod DJ Mixer DJ-2.20」。この機器は、ガイド記事でも紹介しましたが、とにかく、シンプルなのにとても楽しく遊べて、しかも競合のないオリジナリティに感動しました。しかも、アルミ削り出しのこだわりのプラグ部分や、音が混ざった時のレベルを調整するための抵抗値などにこだわりがあり、グッズとしても魅力的でした。今でも人気商品の一つです。
バード電子「DJ-3」試作品
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続いて作られたのは、バード電子社長の斉藤さんが試作品的に自分一人で作ったモデル。二つのボリュームつまみだけのシンプルなミキサーです。このミキサーの面白いところは、背面にベルトクリップが付けられるようになっていること。歩きながらミキシングが楽しめる仕様なのです。ただ、このモデルは本当に試作品なので、今は購入する事が出来ません。とてもレアなモデルと言えます。
ギターへのリスペクトを込めたコンパクトミキサー「DJ-4」
バード電子「マイクロミキサー DJ-4」
9,600円(税込) |
試作品を経て作られた「DJ-4」は、現在のバード電子のコンパクトミキサーの基本ラインになっています。電池無しの二系統ミキサーで、基本機能は試作品と同じですが、筐体とボリュームつまみが凝っています。鏡面仕上げのステンレスを使ったゴージャスなフロントパネルに、フェンダーのエレキギター、ストラトキャスターに使われているタイプのボリュームつまみを装着。ギターを演奏中に操作出来るように作られたボリュームつまみなので、指先で細かいコントロールが可能です。
バード電子「マイクロミキサー DJ-4S」
7,350円(税込) |
「DJ-4」のステンレスパネルの代わりに、ツヤ消しシルバーのスチールパネルにしてコストを抑えたのが、「DJ-4S」。ボディ自体はコンパクトながら、ずっしりした重量感があるのも「DJ-4」シリーズの特徴です。小型で電源要らずなので、鍵盤楽器の隅に置いたり、机の片隅に置いて、好きな時に気軽にミキシングが楽しめます。
背面に二つの入力端子と一つの出力端子を装備
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「DJ-4」シリーズにもケーブルが二本付属しているので、購入後すぐに遊べます。パソコンの音声入出力を、それぞれ「DJ-4」に接続しておいて、愛用のiPodを、おもむろにINPUT 2に接続。パソコンからの音楽をiPodの音とミックスしてパソコンから鳴らす、といった感じにセッティングしておけば、接続の手間も無く遊ぶ事が出来ます。
また、「DJ-4」シリーズには、ボリュームつまみを、フェンダーのジャズベースに使われていたタイプにしたものや、ギブソンのレスポールに使われていたスピードタイプのノブにしたものなど、様々なバリエーションが個数限定で作られています。その一つ一つが、中々味わい深いのです。
ガイド納富の「こだわりチェック」
単に、音を重ねるだけなのに、何故、こんなに夢中になれるのだろうと思うくらい、ガイド納富にとってミキサー遊びは面白いです。トーク番組に好きな音楽を重ねると、いつも以上にトークが楽しく聞けたり、コード進行がないモードの手法で演奏されるジャズを二種類重ねてみると、不思議なグルーブが生まれたり、二つの曲の音量をリアルタイムに動かす事で、新しい音楽が生まれたような気になったり、うっかりすると一時間くらいはあっという間に経ってしまいます。
そういう遊び用途以外にも、「DJ-5」なら簡易スタジオミキサー的な使い方も可能だし、「DJ-4」シリーズがあると、ちょっとした音の実験やテストがどこでも行えます。何より、つまみを操作してるだけで、何となく嬉しくなってしまうのです。バード電子が、こんな変わったガジェットを作ってしまったのも、そんなミキサー遊びが楽しくてしょうがないことを知ってるからだと思うのです。
ミキサーを購入したら、バード電子のホームページで波の音をダウンロードしましょう。好きな曲に波の音を好きな音量で重ねていく、それだけで、ミキサーの面白さを感じられると思います。
<関連リンク>
・バード電子「マイクロミキサー DJ-5」の購入はこちらから
・バード電子「iPod DJ Mixer DJ-2.20」の購入はこちらから
・バード電子「マイクロミキサー
DJ-4」の購入はこちらから
・バード電子「マイクロミキサー
DJ-4S」の購入はこちらから
・バード電子の「マイクロミキサー
DJ-4」バリエーションはここから
・バード電子「iPod DJ Mixer DJ-2.20」の紹介記事はこちら