二つの音を混ぜ合わせて、一つの音にする面白さ

バード電子「iPod DJ Mixer DJ-2.20」
4,200円(税込)

いわゆるクラブのDJが使っているターンテーブルには、通常2枚のアナログレコードが乗っていて、それぞれのレコードからの音をある時は繋ぎあわせ、ある時は重ね合わせて、一つの音の流れを作っていきます。前の曲の終わりに次の曲を重ねたり(いわゆるノンストップミックス)、ある曲の上に別の曲を被せたり(ミックス)すると、音楽は、個々の曲の魅力とは違った面白さを見せてくれます。

そんな面白さをiPod上で楽しめるツールには、iPod専用のミキサーである「iDJ」がありますが、ちょっと大袈裟過ぎて価格的にも、機能的にも手が出しにくいものがありました(とてもデザイン的には優れたグッズでしたが)。そんな中、いつもかゆいところに手が届くようなツールを開発発売してくれるバード電子から登場したのが、この「iPod DJ Mixer DJ-2.20」です。

この「iPod DJ Mixer DJ-2.20」、2台のiPodのヘッドフォン端子にプラグを繋いで、もう一方にヘッドフォンを繋ぐだけのシンプルな構成。二つのiPodの音を混ぜて出します、というミキサーの原点みたいなツールです。でも、たったこれだけの機能で、十分ミキサーとしての機能は果たせるし、実際に使ってみると、使い道も色々で、とても楽しいツールになっているのが、とても面白いと思いました。

iPodでもネットウォークマンでもラジオでもMDでもOK

繋いだ二つの機器の音をミックスして出力

「iPod DJ Mixer DJ-2.20」はヘッドフォン端子を利用するので、iPodは最新型から初代まで全世代で使えますし、その他、ヘッドフォン端子が付いたオーディオプレイヤーなら何でも繋げます。とはいえ、やはりiPodとの相性が一番良いのも確かです。iPodを2台繋ぐと、ホイールが使えるので、片方をフェードアウトしながら、もう一台をフェードインとか、開始位置を合わせて重ねたり、といった、いかにもDJっぽいプレイがしやすくなります。曲の変更が素早くできるのもiPodならではですね。さらにiPod nanoを2台使えば、超コンパクトDJブースの出来上がりです。

スピーカーを繋ぐこともできます。
(写真はバード電子の「サイコロスピーカー」)

遊び方としては、普通に色んな曲同士をミックスするのも良いですが、例えば落語にBGMを付けてみるとか、同じ曲をちょっとだけズラして混ぜ合わせるとか、ミックス違いの曲を重ねて再生して、微妙な違いをチェックするとか、録音してきた街のノイズに音楽を重ねてみるとか、かなり色んな楽しみ方が出来ます。ガイド納富は、ラジオの競馬中継にフリージャズを重ねてみたら、とても面白くて、肝心の競馬よりも次はどんな曲を重ねようかと、そっちの方に夢中になったほどです。

携帯ゲームやPDAを繋いで、ゲーム+好きな音楽で楽しむ

ニンテンドーDSやPSPとiPodの音を混ぜられる

また、ヘッドフォンジャックさえあれば繋がるので、ニンテンドーDSやPSPを片方に繋いで、もう片方にはiPodなどの携帯オーディオ機器を繋げば、ゲームをしながら、ゲームの効果音と音楽をミックスして聞くことも出来ます。また、片方にiPod、もう一方にW-ZERO3などのPDAを繋いでおけば、音楽を聴きながら寝てしまっても、PDAのアラーム機能で目を覚ます、といった使い方も可能です。

他にも、iPod+携帯電話(ハンズフリー用のヘッドフォン利用)とか、ニンテンドーDS+携帯電話、ビデオカメラ+iPodで撮影した映像に合うBGMを探すためのシミュレーションなど、様々なシチュエーションで使う事が出来ます。ショートケーブル2本分もないコンパクトなスタイルですし、カバンに入れておくと本当に、色んなところで楽しく使う事が出来るのです。また、iPodを1台しか持ってない人でも、iPodとパソコンのヘッドフォン端子を繋ぐことで、iTunes+iPodのミキシングが楽しめます。


ガイド納富の「こだわりチェック」

パーツの細部までこだわった丁寧な作り

遊べば遊ぶほどに楽しい「iPod DJ Mixer DJ-2.20」ですが、モノ自体の作りも中々凝っています。ヘッドフォンを接続するジャック部分は、金属を切削して作った美しい仕上がりのもので、そこに「DJ-2.20」というモデルナンバーが刻印されています。ズッシリと重いプラグやジャックが、モノとしての魅力を高めていて、持っていて嬉しいと思わせてくれます。

また、単に二つのオーディオケーブルを一つにまとめているのではなく、テストを繰り返して、二つの音源から入ってくる音声が、歪んだりすることなくミックスされるように調整した抵抗が内蔵されています。これによって、快適なミキシングが楽しめるわけです。このあたりのバード電子製品らしいこだわりが、多分、今後出るであろう類似品と「iPod DJ Mixer DJ-2.20」の大きな違いになるはずです。

単に聴くだけだった携帯オーディオ製品を、表現の場にも、音楽とゲームのコラボレーションにも、音楽遊びにも使えるようにしてくれる「iPod DJ Mixer DJ-2.20」。それは、持っているだけで、アイディアが湧いてくるような、そんなグッズだと思うのです。


<関連リンク>

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もう一つのiPod用ミキサー、numark社の「iDJ」
ピッチコントロールも付いた「iDJ2」も登場(英語)


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