ブックライト(読書灯)選択のポイントは
Lumatec「Everest Ultralife LED Reading
Light」
価格3,360円(税込) |
ブックライトとは、携帯用の読書灯のことです。日本では、まだ一般的ではないようですが、アメリカには、ブックライトだけ作っているメーカーもあるようですし、映画などにもよく登場する所を見ると、かなり普及しているツールのようです。
そのブックライト専門メーカーLimatecのブックライトの名作「 Ultralife Reading Light」を、以前のガイド記事でも紹介したのですが、その直後にモデルチェンジで生産終了になってしまいました。そして、その後継機種が発売されたのですが、いくつかの点で、前モデルより劣っていたので紹介できませんでした。また、せっかくの名品が手に入らなくなってしまったことを悲しく思っていました。
そのいくつかの不満点の中でも最も大きいのは、明るさが足りなくなっていたことです。多分、光量そのものは変わっていなかったと思うのですが、反射板の小型化のせいか、ハードカバーの本などに装着した時に、本の隅が暗くなって読みにくくなっていたのです。それ以外、例えば電池の持続時間や、全体の小型軽量化など、改良点も多かったのですが、やはり光量不足は深刻な問題。それはブックライトの生命線です。
白色LEDを2灯にして明るさ250%アップ
LEDが二つになって明るさは250%アップ
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その「Ultralife Reading Light」がリニューアルしたという話を聞いて、早速調べてみて驚きました。何と、前のモデルと同じデザイン、同じサイズのままで、ライトを二つにして、明るさを250%アップしているらしいのです。しかも、電池の持続時間も、前モデル同様の単4アルカリ乾電池で100時間の連続使用に耐えるというのです。
元々、このメーカーのブックライトは、高輝度の発光ダイオードを使うことで、電池の持続時間を飛躍的に延ばしたのが特徴です。ガイド納富が長く愛用している、前の前のモデルも、3泊程度の旅行に持って行って、1日5時間程度毎日使って、帰ってきて、次の旅行に行って帰ってきても、まだ電池を替えずに済みました。購入してから約2年半で、かなりハードに使ったにも関わらず、電池交換は一度だけでした。それよりもさらに電池持続時間が長いのです。
さらに、高輝度白色発光ダイオード(白色LED)は、電球のように「切れる」ということはありません。かなり長期間使うことで光量が落ちることはありますが、それはかなり先のことです。つまり、この電池の持続と電球切れの心配の無さは、災害時などの緊急用ライトとしても役立ちます。
何故、このブックライトが名作なのか
スタンドを立てて手元を照すことも可能
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すぐに購入して使ってみたところ、流石に2燈になった白色LEDは強力で、ハードカバーの本も隅々まで照らしてくれます。明るさは十分です。明るいだけでなく、白色LEDの明りは、本のページに反射しても眩しくないのです。明るさが均等なこともあって、本を読む目にとても優しい光なのです。また、発熱も無いので夏場の利用も楽々。電池切れの心配も無く、安心して読書に没頭できます。隣で寝ている人に迷惑をかけることなく本が読めるのも嬉しいものです。
本体は、薄くて軽いから、本の裏表紙に挟んで、左手で裏表紙ごとブックライトを持つと、重さや違和感を感じることなく、好きな姿勢で本を読むことが出来ます。ライトは可動式のネックの上に付けられていて、ヘッド部分も動きます。この自由度の高いライト部分の動きのおかげで、好みの照明角度を得られるわけです。
また、ストラップが付属していて、首から下げて使用すれば、大判の本や画集などにも対応。背面にはスタンドも内蔵されているので、パソコン利用時などに手元を照らすスタンドライトとしても使えます。
ガイド納富の「こだわりチェック」
こんな感じで本を読みます
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前のUltraLife Reading Lightを紹介してから、約1年3ヶ月経って、ようやく普通に買えるブックライトの新作を紹介することができました。ガイド納富は、好きな時に本が読めないと機嫌が悪くなるほどの活字中毒なので、これまでもいくつものブックライトを使ってきました。その中で「ベスト」と言うものに出会って、でも、紹介した直後、生産終了になってしまって、心苦しい思いでした。
ようやく、この新型UltraLife LED Reading Lightを紹介することが出来て、とても嬉しいのです。まあ、唯一、ほんの少し、前のバージョンより本体の厚みが増えていたのが改善されなかったのが残念ですが、全体のサイズは小さく、重さは軽くなっているので、プラマイ・ゼロというところでしょうか。それにも増して、この明るさは感動的です。ストラップも付いてますし。
高さはちょうど文庫本の縦と同じで、幅は携帯電話の半分くらい。厚さは折り畳んだ携帯電話より少し薄い程度。このサイズだから、持っていても邪魔になりません。自宅のベッドルームや友人宅、旅行先、飛行機の機内、夜の屋外での待ち合わせ、緊急時、停電時、薄暗いカフェやバー、などなど、使えるシチュエーションも多いから、いつも持ち歩いていれば、必ず役に立ちます。ガイド納富は、家用と外出用(カバンに入れっ放し用)の2本を使っています。ほんと、持っていて損は無い名作だと思うのです。
<関連リンク>
・Lumatec「Everest
Ultralife LED Reading Light」の購入はアシストオンで
・旧モデルのガイド記事はこちらから
・米Lumatec社の公式サイト(英語)
・Lumatec製品を色々扱うルミカショップはこちら