読書のお供にポケットに忍ばせたいルーペ
Carl Zeiss 「VisuCard」2,415円(税込)
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マンガの欄外に書かれた細かい文字や、写真の細部などを見たい時、手元にルーペがあると、読書はより一層充実します。でも、常にルーペを持ち歩くというのは、案外、難しいものです。実際、そう頻繁に使うものでもないですし。
そこで、このカード型のルーペ「VisuCard」はいかがでしょう。名刺サイズのカードルーペですが、これが侮れません。何と、あのカール・ツァイス製のカードルーペなのです。そのせいか、レンズの明るさ、見やすさは、カードルーペの常識を越えています。多少、価格は高いのですが、それだけのクオリティと便利さは保証します。
必要な時、胸ポケットからさっと取り出して、見たいページにかざせば、キレイに拡大された文字が映し出されます。視野角が広く、明るいレンズなので、本を読む時に使うと最も威力を発揮します。便利で、重宝するツールで、しかも一流品を持っている満足感も味わえる「VisuCard」。読書のお供に最高のツールです。
書店や出版社の栞はコレクションしても楽しい
各種栞と「ブックダーツ」
tincan<50ヶ入り> 1,050円(税込) |
写真は、本屋でもらった栞コレクションの一部と、本のページだけでなく、行まで指定してマーク出来る「ブックダーツ」という栞です。この「栞」というのも、本を読むにあたって重宝する道具の一つ。よく古書を買うと、栞代わりにレシートとか名刺とかが挟まっていることがあります。それはそれで、本の歴史を感じさせて面白いのですが、時々、センスのよい栞が挟まっていると、何だか得したような気がすると同時に、その本の前のオーナーに思わず敬意を持ってしまいます。
書店や出版社が作っている栞もまた、時々、凄くセンスのよいもの、キレイなものがあります。新潮社の「Yonda?」の栞は、数年前から新作が出るたびに入手している、お気に入りの一つなのですが、裏と表が繋がったデザインになっていたり、さりげなく長さを計る目盛りが付いていたりと、持っていて楽しくなります。京極夏彦氏の京極堂シリーズには、必ずオリジナルの栞が付いているなど、栞のコレクションにも奥が深いものがありますね。
ブックダーツも便利です。何せ、普通の栞が何ページまで読んだかを記録してくれるだけなのに比べ、ブックダーツなら、何ページの何行目までを読んだかを記録してくれるのです。ガイド納富はモールスキンと組み合わせて、取材などにも活用していますが、栞というツールの機能を考えた場合、本当に良く出来ていると思います。さりげなくデザインが良いですし、缶に入っているのも好みです。
ガイド納富の「こだわりチェック」
ガイド納富、この秋のオススメ書籍
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というわけで、読書の周辺グッズを集めてみました。集めたというか、実はガイド納富の愛用品ばかりです。どれも、実際に使った上でお勧めしているので、かなりの自信作でもあります。
それらのグッズに合わせてお勧めする書籍は、
・「神田神保町古本屋散歩」(毎日ムック、1429円+税)
古本の街、神田神保町の最新ガイドブック。古書店だけでなく、喫茶店なども詳しく紹介。
・橋本治著「ひらがな日本美術史 6」(新潮社、2800円+税)
橋本治が読み直す日本の美術の歴史。日本を美術史から逆読みするエキサイティングな美術書。6巻は江戸の最後の華、葛飾北斎から歌川広重までを取り上げて、「前近代」の終わりを告げる。
・「江戸川乱歩全集 第6巻 魔術師」(光文社文庫、1000円+税)
刊行中の文庫版江戸川乱歩全集、現時点での最新刊。明智小五郎の恋と冒険を描いた「魔術師」「吸血鬼」の二部作を収録。探偵の運命の出会いから結婚までを読める。
・「辻静雄コレクション 第2巻」(筑摩文庫、1200円+税)
フランス料理を通して、美食やサービス、歴史などを語る「料理人の休日」、19世紀から20世紀を生きた偉大なシェフ達の生涯を描く「エスコフィエ」の二編を収録した、辻静雄コレクションの第二巻。全三巻完結の料理エッセイの白眉。
秋の夜長の何かの助けになればと思います。
<関連リンク>
・ソニー「リブリエ」の公式サイト
・リブリエ用のコンテンツサイトTimebook
Townはこちら
・Lumatec社「Everest
UltraLife Reading Light」の購入はこちらから
・九印のブックカバー「Hohonga」の購入はこちらから
・Carl Zeissのカード型ルーペ「VisuCard」の購入はこちら
・新潮社の「Yonda?」情報はここ
・「ブックダーツ」の購入はこちらから
・Lumatec社「UltraLife Reading Light」のガイド記事
・鞄工房土屋「アルーノ ブックカバーアリア(生産終了)」のガイド記事