細い手首にも似合ってしまう・・・。
このなかでは小ぶりな印象のグリュエンです。横幅が少しあるだけで雰囲気も変わりますね。文字盤はリダン済みです。横幅22mm、縦(天地のラグからラグまで)35mm。ゴールドフィルドケース。私物。 |
もちろんパテックやヴァシュロンといった老舗ブランドのほうが作りも素晴らしく、市場での価格も高いです。また3針よりもクロノグラフのほうが高いです。
しかし、ケースが傷んでいて、文字盤が汚れていても、ムーブメントの調子がよければ気にしないというアンティークウオッチ好きもいます。
他人から見ればジャンク品のような無銘ブランドでも、定期的にオーバーホールに出して大切に使っている人もいます。
そういう人にとって市場での価格やブランドの知名度は二の次なんです。つまり現行モデルとは違うステージということです。
「文字盤の焼け具合がちょうどいい」とか、「いい顔している」といった言葉も現行モデルではまず使いませんね。
オシの強い腕時計がゴロゴロしている現行腕時計の世界が嫌になってきた人や、あまり主張しない腕時計を探している人にはアンティークウオッチはおすすめです!
ちょっと角金から話が逸れましたね・・・。
じつは角金にも弱点があります。その構造上から密閉性があまりなく、湿気に弱いことです。
といっても長期間そんな状態に置いていた場合の話しであって、すぐにムーブメントが錆びるわけではないので大丈夫です。
いちおう用心のため真夏と雨の日には現行モデルを選ぶようにはしています。
さて、アンティークの角金の大きさは、横幅はだいたい2cmが多く、縦(天地のラグからラグまで)3.5cm~4.5cmくらいです。
横幅が2cm程度なので、縦が長くても大きすぎるというイメージはないです。細い手首の人にもバランスがいいです。
丸型に比べてドレッシーな雰囲気をもっていますから、スーツでもドレスアップしたときにいいかもしれませんね。
また角金、丸型に限らず、アンティークの3針手巻きモデルはオーバーホール(分解掃除)の料金が自動巻きやクロノグラフに比べて安いです。
何本か腕時計を所有するようになると、けっこうオーバーホール代もかかりますから、そういった意味でも3針手巻きは経済的でもあるわけです。
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