高機能プロフェッショナル・ダイバーズも話題
ブルガリのコレクションには、1990年代より「スクーバ」の名でダイバーズ・ウォッチがあった。C.O.S.C.(スイス公式クロノメーター検定協会)認定の高精度自動巻きムーブメントや、斬新なブラックのラバーブレスレットに特徴があり、時計ファンからファッション指向の強いファンにまで、広く人気を博してきた。「ディアゴノ・プロフェッショナル・スクーバ・クロノ」。自動巻き(C.O.S.C.認定クロノメーター)、ブルガリ・キャリバーB224。フライバック・クロノグラフ。センター60分積算針、6時位置に24時間表示ダイアル。300m防水。226万8000円(SSモデルは93万4500円) |
その決定版が今年登場した。「ディアゴノ・プロフェッショナル・スクーバ・クロノ」である。このモデルの場合も、研究開発に2年を費やし、実際のプロ・ダイバーの意見なども採り入れて機能や操作性などに万全を期し、完成度の高いダイバーズ・ウォッチに仕上げられた。
クロノグラフは、1回のボタン操作でストップ、リセット、再スタートが可能なフライバック機能付き。センター針による60分積算計、独立した24時間表示ダイアルなど、機構も非常に凝っている。防水性は300メートル。しかも、水中でクロノグラフの操作ができるのだ。従来のダイバーズ・クロノグラフでは水中でのプッシュボタン操作が困難だったが、その問題もクリアして、実際に「使える」ように改良されている。
自動巻きムーブメントはブルガリ製で、やはりC.O.S.C.認定クロノメーターの高精度。イタリアらしいデザイン性の高さとスイスの精巧な時計技術という、ブルガリの理想を体現する自信作である。
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