パワーウェイトレシオは驚きの2.35kg/ps

ランボルギーニガヤルドLP570-4スーパーレジェーラ
ガヤルドLP560-4をベースに70kgの軽量化や空力の見直し、エンジン出力の向上などが行われたトップモデル、LP570-4。サイズは全長4386×全幅1900×全高1165mm。乾燥重量は1340kgとなる。0-100km/h加速は3.4秒(ベースモデルは3.7秒)、最高速は325km/h

二匹目のどじょうはいるか……。マイナーチェンジ後のガヤルドが、前期モデルと同様、スパイダーに続くラインナップモデルとして軽量スパルタン仕様のスーパーレジェーラを追加した。前作は2007年にデビューするなり年間600台以上も売れたという“大ヒット作”。今回はノーマルよりプラス10ps/マイナス70kgと、前回(当時のノーマル比-100kgで1330kg)に比べて数字的にはやや大人しいが、それでも馬力は車名からも分かるように570psにまで上りつめ、乾燥重量はわずかに1340kgというから、相当高いパフォーマンスが期待できそうだ。

まあ、そこでフツウはひとつの疑問がわき起こる。前期型では100kgもダイエットできたのに、どうして今回は70kg減にとどまった? 模範解答としては、LP560-4としてマイチェンしたときに、そもそも各部の軽量化に努めたからでもあるし、ただそれでも直噴化かつ排気量アップのエンジン本体&補記類は重くなってしまっていたからでもある。そのせめぎあいの結果がマイナス70kgというわけだ。ちなみに、炭酸ガス排出量はさらに2割減を達成したらしい。

それにしても、パワーウェイトレシオ2.35という数値は驚くほかない。これより数字が下回る(つまりは凄い)クルマって、もう片手で数えるくらいしかないはずだ。ここ10年では、同門のムルシエラゴLP670SV、エンツォフェラーリ、ポルシェカレラGT、ブガッティベイロンくらいじゃないだろうか。明らかに、フェラーリのニューミッドシップ、458イタリアを意識したスペックである。

ランボルギーニガヤルドLP570-4スーパーレジェーラ
空力効率が向上したリアディフューザーには、4本出しテールパイプが一体化されている
前作ではノーマルとの外観上の差別化がほとんどなかったが、今回は相当違う。まずは顔つき。三次元形状を強調した空力重視のバンパースポイラーとなった。迫力も十分。うかつに近寄れば、脚を払われそう。サイドシル、リアアンダーディフューザー、アンダーパネルも専用デザインで、リアから突き出たマット仕上げの極太4本だしマフラーが異様な存在感をみせている。これ、絶対、流行りそう。

軽量化は、主に最新のカーボンファイバー技術を取り入れることで達成された。特にエンジンフードのカーボンパネルとポリカーボネイトクリアカバーの接合は航空技術の賜物だ。フルカーボン民正機787ドリームライナーを作ったボーイング社も研究開発パートナーである。

ランボルギーニガヤルドLP570-4スーパーレジェーラ
最高出力570ps/最大トルク540Nmを発生する5.2リッターV10エンジンを搭載。直噴方式(Iniezione Diretta Stratificata)を採用し、燃費とCO2排出量は先代モデルより20.5%向上している

解説はこれくらいにしておこう。待望の試乗会。コースはセビーリャ郊外のモンテビアンコ・サーキットを15周のみ。まずはパフォーマンスだけを味わえ、ということだろう。公道での感想は、日本に上陸してからでも遅くない?!

ランボルギーニガヤルドLP570-4スーパーレジェーラ
黒を基調としたインテリア。センタートンネルカバー、ドアパネル、ギアレバーにはカーボンを採用し軽量化に貢献。スポーツシートは表皮にアルカンターラが用いられた

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