フィアット500がついに日本デビュー
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全長3mを切る初代と比べれば大きいが、全長3545mm×全幅1625mm×全高1515mm、ホイールベースは2300mmのコンパクトなハッチバック |
昨年7月の初代誕生50周年に合わせて本国で発表されたフィアット500。多くの日本の自動車ファンが心待ちにしていた国内デビューを、2月22日についに東京九段のイタリア文化会館で果たした。
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1.4LのSOHCエンジンは最高出力69ps、最大トルク102N・mを発生。'09年より実施予定の欧州の最新排ガス規制「ユーロ5」にも対応 |
日本へ導入されることとなったのは3ドアで右ハンドル仕様の“1.2 8V ラウンジ”1グレード。1.2Lの直4エンジンを搭載、ATモード付き5速シーケンシャルトランスミッション(デュアロジック)が組み合わせられる。価格は225万円とされた。また、将来的には190万円の“1.2L ポップ”が追加導入される予定とのことだ。
日本での販売目標は年間5000台、今年度は3000台とされている。なお、3月15日の販売と同時に200台限定の特別仕様車“1.2 8V ラウンジ SS”が登場。フォグランプ、クローム仕上げ電動ドアミラー、ボディ同色サイドモールなどが装着され、価格は233万円となる。
イタリア車の象徴とも言える'57年に誕生した初代のデザインテイストを損なわないように、デザインされた新型500。丸みを帯びた可愛らしいフォルムやプレスライン、丸型ヘッドランプなどのモチーフは生かしつつアップデートされたスタイルに仕上げられている。
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ガラスルーフ(固定式)やクロームパーツなどを装着。ボディカラーはソリッド4色、メタリック2色を用意する |
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発表会場内には、イタリアの画家ジュリアーノ ゲッリ氏がペイントした500も展示された |
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会場入り口の脇にさりげなく佇んでいた初代500 |