ツインリンクもてぎでの熱い戦いに期待
今年もいよいよ日本で「MotoGP」が開催されます。MotoGPは4大陸16か国を舞台に全18戦で行われる世界最高峰のモーターサイクルレースです。プロライダーのスムーズなギヤチェンジや無駄のないコーナーリングなど、見ているだけでも参考になるので、日本でのレースはぜひ生で見ていただきたいトコロです。レースは9月28日(決勝)にツインリンクもてぎで行われます。2007年は海外メーカーとしては33年ぶりとなる年間タイトルをドゥカティがここで決めました。日本でのレースはシリーズ第15戦目と終盤にあたり、今年も白熱したレースが期待できます。そこで、さらにMotoGPを楽しむために今年のMotoGPを振り返ってみたいと思います。
ナイトレースから始まったMotoGP 2008
ロサイルサーキットでのナイトレース。全周にわたって設置された照明灯の数は1000本! |
開幕戦はカタールのロサイルサーキットで、60年の歴史をもつMotoGPでは初めてとなるナイト(夜間)レースで行われました。気温は18℃、路面温度は19℃という去年までのデータが役に立たない状態での決勝レース。予選8番手の3列目グリッドと後方にいたレプソン・ホンダのダニ・ペドロサがロケットスタートを決め、レースをリードする展開になります。しかし、優勝したのはドゥカティのケイシー・ストーナーでした。ストーナーは、2周目でコーリン・エドワード、3周目でジェイムズ・トーズランドとテック3の2人をかわし、さらに8周目ではペドロサとバレンティーノ・ロッシ、ホルヘ・ロレンゾのヤマハファクトリーの2人を追い越してトップに立ち、独走態勢で開幕戦優勝を決めます。
最高峰クラス3年目にして初優勝を決めたダニ・ペドロサ |
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