バイク/ツーリングスポット

湯治と地酒を求めて那須温泉郷へ

今回は湯治宿を目指して那須に出かけてみましょう。高原ならではの爽やかな気候や四季折々に表情を変える大自然が魅力いっぱいの那須は、別荘も多く閑静な雰囲気の街。おすすめスポットも合わせてご紹介します。

執筆者:埜邑 博道

大自然を楽しみながらぶらりと那須へ

初夏でも涼しく、素晴らしい景観と秘湯が楽しめる那須は、これからの季節にぴったりのツーリングスポットです。今回は今市から鬼怒川を抜け、塩原を経由して那須へ、という自然と見所が満載のコースをご案内します。

自然を感じながらツーリングが楽しめる
自然を感じながらツーリングが楽しめる

日光宇都宮道路の今市ICで降りたら北へ向かい、日塩もみじラインへ。緑のなかでワインディングを楽しみながら、塩原温泉卿を走り抜けます。その後、県道30号線と17号線を走れば、茶臼岳の裾野に広がる那須温泉郷に到着。これからご紹介する温泉宿「北の湯」へはさらに17号線を走り、ボルケーノ・ハイウェイと呼ばれる有料道路に入ります。この道路は那須湯本を起点に奥那須温泉郷を一周していて、那須岳をほとんどの地点からも望むことができる走り心地満点のルート。山岳ルートならではの景観を堪能できます。

歴史を感じる湯治宿、北の湯「北温泉旅館」

那須では現在、「那須七湯」と呼ばれる効能・泉質が異なる7種類の温泉が楽しめます。ここでは素朴でいかにも山の湯治場らしい雰囲気を求めて、元禄9年に開湯したと伝えられる北温泉を訪れてみましょう。茶臼岳の中腹にある北の湯へは、駐車場にバイクを停めて10分ほど山道を下って向かいます。

いかにも古くからの湯治場という雰囲気が漂う
いかにも古くからの湯治場という雰囲気が漂う
北の湯「北温泉旅館」の創業は古く、江戸・明治・昭和の建物から成る風情ある一軒宿。渓流沿いの露天「河原の湯」のほか、温泉プールにもなっている大露天風呂や女性専用の「芽の湯」、混浴の「天狗の湯」などさまざまな温泉があり、この宿だけで温泉巡りができるほど。秘湯ファンに根強い人気があるレトロな宿で、地酒を楽しむ贅沢な時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

北の湯「北温泉旅館」
栃木県那須郡那須町湯本151
1泊2食付:7500円~
入浴料:700円
定休日:無休

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