今回は南房総のツーリングルートを紹介します。関東の定番ツーリングスポットである伊豆や箱根は、標高の高い場所が多く寒さが厳しいエリアです。その点、房総は関東で一番早く春を迎える場所として知られている暖かいエリア。房総半島は標高も高くなく、黒潮の影響を直接受けているため夏は涼しく、冬暖かい海洋性気候が特徴です。なかでも館山・君津エリアは海岸線を爽快な気分で走った後に、1日の締めくくりとして美しい夕日が見られる絶景ポイントも数多くあります。1月には菜の花が咲き始める南房総は、冬のツーリングスポットとしてオススメです。
行きは思い切りワインディングを楽しむルート
都心から南房総へアクセスする際に「高速道路ばかりではつまらない」というライダーには、君津ICから一般道を使って、内陸を鴨川方面に向けて走るルートがオススメです。
房総スカイラインと鴨川有料道路を経由するルートはキツいコーナーのない緩やかなワインディングロード。また国道410号線を南下して館山周辺へ行くルートは、緩やかなアップダウンとコーナーが連続していて走りも十分楽しめます。君津から館山にかけての道路は交通量も少ないので、安心です。
海岸線をのんびり走る
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思わずバイクを停めたくなる景色の良い海岸線
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富津館山道道路の終点・富浦ICから海岸線を南下して「房総フラワーライン」へ向かうルートはのんびりとツーリングを楽しみたい人にオススメです。房総フラワーラインは「日本の道100選」にも選ばれているスポット。館山の洲崎から白浜の野島崎までおよそ17kmの海岸線を気持ちよく走れます。
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