ついに食欲の秋、到来
食欲の秋。この時期に美味しいものを求めてツーリングに出ない手はありません。日本海ならズワイガニ、伊勢方面なら伊勢海老。関西地方に住むライダーにとってはいずれも日帰りにほどよい距離ですが、パートナーを乗せて行くとなれば、もう少し近場がいいですよね。そこで、今回は大阪最北の地、能勢に進路を決めて、秋深まる丹波の地で山の幸の王者たる「松茸」を食しましょう。
まずは棚田を見に行きましょう
大阪市内からなら、まずは阪神高速道路で兵庫県川西市に向かい、そこから国道173号線を走ります。一倉ダムによってできた知明湖を横目に北上すると、すでに都会の景色ではなく、田園風景が広がってきます。ここまでの所用時間は1時間強。松茸までは、あとわずかです。
寄り道こそがツーリングの醍醐味
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都会から1時間ちょっとで言葉もでないほどの壮観な景色に出会える |
「近くに棚田があるんだって」。パートナーの見た看板と地図を頼りに府道602号線に入っていくと、『長谷の棚田』と書かれた看板が見えてきました。そしてそのまま走っていくと、巨大な田の重なりが現れます。その数500以上。平地のない山の民が苦労して拓いた田畑は、『日本の棚田百選』にも選ばれていて、1年を通じて、多くの写真家が訪れることでも有名です。
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