十津川の自然を丸ごと食べるツーリング(2ページ目)

帰り道も、寄り道どころがたくさんです

高所恐怖症の人には耐えられないであろうスリル満点の吊り橋

温泉地温泉からまっすぐ帰るのではなく、168号線を20kmほどさらに北上してみましょう。そこには日本一広い十津川村が誇る、日本一長い釣り橋があります。上野地から対岸の谷背へ昭和29年に架けられた鉄製の吊り橋は、長さが207mもある上に、高さが54mもあります。宙に浮くスリルを味わえますよ。

生い茂る杉木立が幽玄の世界へと誘う熊野本宮大社

行きは山懐にチャレンジするルートをご紹介しましたが、帰りは本宮経由で熊野へ出るルートをおすすめします。このルートも、途中の311号線にまだまだ林道の趣が残っていて、湧き水に渓流や滝、そしてダムなどが至るところにあります。日本で最も雨の多い地方なだけはあります。近くには観光名所の"瀞八丁"もあり、時間があれば船遊びに興じることも可能です。

本宮では、社殿の荘厳な熊野本宮大社に寄ってみてはいかがでしょう。国の重要文化財でもある熊野本宮大社は、檜皮葺きの荘厳な社殿を構えています。山深いこの地での無事を祈るのには、往路で立ち寄るほうがピッタリくるかもしれません。この辺りの道は、いきなり湧き水が道路を横断していたり、狭いトンネルを出たら雨でぬれている場合もあるので注意してくださいね。

関西方面からだと日帰りコースとして大台ケ原あたりが有名ですが、もう１歩奥へ入ったこの桃源郷を訪ねてみてはいかがでしょうか。





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