日本一の渓谷美を誇る昇仙峡で、郷土料理に舌鼓
昇仙峡でワインディングを堪能。ガンガン下っていく感覚がたまらない |
山を下りきると、武田氏親子3代を奉った「武田神社」の大きな社が目の前に。武田神社は武田氏館跡に鎮座していて、館跡には堀や石垣、古井戸などが残っています。人望に支えられ、大きな城や石垣を築くことなく甲斐の国を治めたといわれる信玄。自然の中、雄大な歴史に思いを馳せてみるのもまた良し。
寄り道しつつも県道6号線を再び北上すると、昇仙峡に到着。昇仙峡は全国観光地百選、渓谷の部で第1位を獲得したこともある美しい渓谷です。日本一と称えられる絶景の渓谷美の中を走るのは格別です。
仙娥滝。30mの落差から流れ落ちる激流は迫力満点 |
その他にも、僧侶円覚がその岩の頂上で修行した伝説が残る覚円峰や、花崗岩をくり貫いて作られたトンネルなど、一風変わった風景が楽しめます。
昇仙峡でもうひとつのお目当てが、甲州の郷土料理「ほうとう」を食すこと。老舗の橋本屋は、なんと信玄の時代から伝わるという伝統的なほうとう鍋でもてなしてくれます。
彩り鮮やかな季節の野菜とともに煮込んだほうとう。むっちりとした食感だ |
帰りは一気に距離を稼ぎたいので、勝沼ICから高速に乗るのがベスト。しかしその前に、甲州みやげに地場ワインをゲットしようではありませんか。勝沼といえば、言わずと知れた、日本のワイン製造発祥の地なのです。
勝沼ICのそばにある「ルミエール」は、勝沼でも老舗のワイナリー。120年と言われるルミエールの歴史は、そのまま日本のワイン作りの歴史と重なります。予約すると、テイスティングや工場見学もOK。
華やかなワインの香りに思わず誘惑されそうになっても、旅のお供はバイクです。グッとこらえて、楽しみは後にとっておきましょう。旅の余韻に浸って味わうワインはまた格別ですよ。
キャプ:東京方面からは中央高速八王子ICで降りて、国道411号線に入り、途中から秋川渓谷沿いを走る檜原街道を通って奥多摩周遊道路へと向かうルートが道や景色が変化に富んでいておすすめ |
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