国産車/国産車関連情報

東モ07に見た、高級車のデザイン その3(2ページ目)

東京モーターショー2007で見た、高級車のデザイン。今回はマセラッティ、BMW、オロチなど。

執筆者:松本 明彦

マセラッティ グラントゥーリズモ

丸く膨らむフェンダーと、シャープなエッジを描くトランクを摘んだようなスポイラーのコントラスト。大柄ながら弛むことなく引き締まった、メリハリあるナイスボディだ。

こちらはクリームと濃紺、ウッドのインテリア。コントラストが美しい。自由自在にカラー、マチエールをカスタマイズし選ぶことができるのも、マセラッティの魅力。ダッシュボード上部に見える「V」の字。おなじみのマセラッティ独自の形状の時計も健在だ。

リアシートにも「V」の字とトライデントの刺繍が見える。全世界で予約は既に2,200台以上。日本での価格は1,530万円。


アルファ 8C コンペティツィオーネ

2003年フランクフルトショーでコンセプトカーが発表され、2006年世界限定で500台生産、日本での価格2,259万円と発表されたアルファ 8C コンペティツィオーネ。今回参考出品されているが、既に完売だ。V8 4.7L は、450ps 47.9kgmを発生する。「8C」はヴィットリオ ヤーノが設計した8気筒エンジンを搭載していた、1930~40年代のレーシングカー、オンロードカーのコード名。「コンペティツィオーネ」は50年代のスポーツクーペ“6c 2500 Competizione”から。

全長×全幅×全高は4397×1892×1340mm。丸く豊かに隆起するフェンダーライン。短く切れ上がったリアオーバーハング。FRらしい長いノーズとスポーティーで丸くコンパクトなキャビン。アルファの盾形グリルからAピラーに伸びるVの字ライン。曲面豊かなボディはクラシカルな雰囲気を漂わせながら、ギュと引き締まったボディはスポーティーで華がある。
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