LEXUS(レクサス)/LEXUSの車種情報・試乗レビュー

LS600h。LS460とはここが違う!(3ページ目)

ついにハイブリッドのレクサスLS600hが発売された。LS460とはどこが違うのか?そのプレミアムをデザイン、装備を中心に見てみよう。

執筆者:松本 明彦

ロングホイールベースの極上空間

上:LS600h 下:LS600hL

LS600hには、ロングホイールベースモデルのLS600hLも用意される。LS460やLS600hは、5030×1875×1475mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2970mm。これに対してLS600hLでは、5150×1875×1475mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース3090mm。ホイールベースとBピラーより後ろを120mm伸ばし、全てを後席スペースのために充てている。ライバルの独高級車の標準車とロングホイールベースモデルの違い以上に、LS600hとLS600hLではインテリアや装備においてその違いを際立たせている。

ロングホイールベースの極上空間。

まずLS600hLでは、リアシートをセンターコンソールでセパレートした4人乗りが用意される。この“後席セパレートシートpackage”では、マッサージチェアを組み込んだリアシートリラクゼーションシステムや、航空機のファーストクラスのシートを研究しつくしたオットマンやリアパワーシートが装備される。また後席の大型コンソールには、エアコンやオーディオのスイッチ、DVDプレーヤーや5Lのクールボックス、格納式テーブルも用意され、最高の寛ぎの空間になっている。

マッサージチェアを組み込んだリアシートリラクゼーションシステム。

また“後席セパレートシートpackage”では、身体の表面温度を検知するIRマトリックスセンサーを設定。たとえば夏場の外気温高い環境から乗り込んだ場合はそれを感知し、上半身下半身シートの各部位の温度を検出。それらの情報を元に、空調を緻密にコントロールする。まるで旅館の女将のような“おもてなし”だ。

“後席セパレートシートpackage”の後席は、贅沢な2名分のシートだ。

燃費と走りという相反するテーマの高い次元での両立は、「ノーブレス・オブリージュ(高い地位にある人が負う社会的責任)」を実現する。EUの「オート1賞」や世界20カ国の自動車ジャーナリストにより選出される「World Car of the Year Awards 2007」を受賞したことでも分かる、LSのアドバンスドプリクラッシュセーフティシステムの一歩進んだ安全性への考え方。リアシートリラクゼーションシステムに代表される特別な“おもてなし”の空間。LS600h/LS600hLは、欧米のライバル車たちとはまた異なる魅力を確実に身につけたといえよう。

燃費と動力性能の両立。一歩進んだ安全性。“おもてなし”の空間で、ライバル達とは異なる魅力を確実に身につけたLS600h/LS600hL。

(画像提供:レクサス)

<関連リンク>
・LS600h/LS600hL
・ヨーロッパのその先へ レクサスLS
・エゴとエロとエドとエコ ハリアーハイブリッド

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