かっこいいか?

159のデザインは、ジョルジェット・ジウジアーロとアルファロメオスタイリングセンターによる。フロントフェンダーには、「DESIGN GIUGIARO」のバッジが。

ジョルジェット・ジウジアーロとアルファロメオスタイリングセンターによるデザインはどうだろう?。

ウェッジシェイプと、長いフロントオーバーハングと短いリアオーバーハングが、停まっている時でさえ、前進感を強調する。

まず全体のプロポーションは、セダンとしてはロングノーズにショートデッキにコンパクトキャビン。さらに後退したAピラーと回り込んだリアウィンドウが、コンパクトキャビンを強調。ボディ全体のウェッジシェイプ(楔形)や同じウェッジ形状のドアハンドルやターンシグナルライトは、長いフロントオーバーハングと短いリアオーバーハングと共に、停まっている時でも前進感を強調。

キャビン上屋からAピーラー、そしてボンネットパワーバルジにかけてのラインは、そのままバンパー下部まで大きく縦断するアルファ ロメオグリルに繋がり、大きなV字を描く。ボンネット上に膨らみを付けたアルファ ロメオマークや、中心に向かって細くなる左右のヘッドランプ部グリルと共に、ボディ中心下部に視線を集中させ、前進感と安定感を強調する。フロントフェンダーの膨らみと、その面をそのまま「ナイフでサクッと斜めにそぎ落としたような」フロントオーバーハングは、デザインの最大の見所。

156後期型からジウジアーロが採用したアルファグリルのイメージは、ショーカー「ブレラ」からこの159にも引き継がれる。今後この顔が、アルファ ロメオ共通のイメージになるであろう。キャビン上屋からAピーラー、そしてボンネットパワーバルジにかけてのラインは、そのままバンパー下部まで大きく縦断するアルファ ロメオグリルに繋がり、大きなV字を描く。強調するようにボンネット上に膨らみを付けたアルファ ロメオマークや、中心に向かって細くなる左右のヘッドランプ部グリルと共に、ボディ中心下部に視線を集中させ、これまた前進感と安定感を強調する。

3連のシリンダー形状のヘッドライトは、上が直線で切られ、精悍でいかつい表情。

ヘッドライトは人の顔の目のメタファー(隠喩)だが、3連のシリンダー形状のヘッドライトは下部が円形のまま、立った位置から見ると上辺は直線で切られ、旧型グロリアやクライスラー300Cなどと共通の、精悍でややいかつい表情。テールライトにも同じテーマを反復する。

テールライトもフロントと同じテーマを反復し、4連のシリンダー形状。

見所はボディ最大幅のフロントフェンダーの膨らみと、その面をそのまま「ナイフでサクッと斜めにそぎ落としたような」フロントオーバーハング。今までに見たことのない処理で新鮮。そして豊かな全幅を活かしたボディ後部の絞込み。これらにより、タイヤが地面をつかむような踏ん張り感と、ダイナミックなスポーティーさを表現。

ボディ最大幅は、フロントフェンダー。

さあ、そろそろ結論を急ごう。デザインは好みなので、判断は皆さんにゆだねるしかない。しかし個人的には、リアドアハンドルは156同様リアウィンドウ部のヒィドゥン(隠した)タイプを採用して欲しかったなど瑣末な注文がなくはないが、159の造形テーマは明快で、破綻がなく完成度が高い。

リアのボディ絞込みも、こんなに大きい。ダイナミックなスポーティーさを表現し、空力にも効く。

156の後継車が157でなく159なのは、F1グランプリで活躍した「Tipo 158」のより性能向上を狙った後継モデル「Tipo 159」の名を受け継いだせいばかりではない。156から3世代分の進化を遂げた159は、従来のアルフィスタのみならず、今までにイタ車に縁のなかった人々も含め、より多くの支持を獲得することになるだろう。

写真はフロントドアハンドルだが、リアもウェッジシェイプ形状の同じもの。リアは156同様ヒィドゥンタイプを採用し、パーソナル感を強調して欲しかったのは、一人のアルフィスタのノスタルジーだろうか?

(写真・文 松本明彦)

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