ポルシェ エクスクルーシブ
4色のソリッドカラー、8色のメタリックカラー、5色のスペシャルカラーから選べるボディカラーには、ブラック、サンドベージュ等5色のインテリアカラーが組み合わされる。加えて「スペシャルインテリア」としてレザーのテラコッタ、ココアブラウン、ナチュラルレザーのダークグレー、ナチュラルブラウン等のカラーも選択可能だ。写真はノーマルのポルシェだが、「ポルシェ エクスクルーシブ」で、世界でたった一台のポルシェにする事も可能だ。 撮影:松本明彦 |
さらに自分好みのポルシェにしたければ、「ポルシェ エクスクルーシブ」というプログラムも別に用意されている。これは無限の可能性を提供する、ファクトリーの生産ラインで装着する、個性化のための究極のプログラムだ。たとえばメーターやセンターコンソールをボディカラーにしたり、シフトレバーをカーボン製にしたり、ドアハンドルをライト・バー・メイプル製にしたり、といったことができる。シフトレバーに照明を入れたり、エアコンの噴出し口のルーバーに一枚一枚レザーを巻くといった、非常に細かいオーダーさえも可能だ。オーナーの中には、自分の紋章をステアリングパッドやホイールに入れたり、「うちの牧場の牛でシートを制作してくれ」と言う豪快な人もいたそうだ。
もちろんこのプログラムは、インテリアのみならず、クローム仕上げのエグゾーストテールパイプ、ボディカラーのフロントスカート等、エクステリアのオーダーも自由自在だ。しかもこの「ポルシェ エクスクルーシブ」で装備・装着されたオプションパーツおよび改良は、全て新車に対する保証の対象に含まれるのがうれしい。ポルシェの自信だろう。
日本でも車両価格とは別に、この「ポルシェ エクスクルーシブ」だけで800万円!ものプログラムを組んだオーナーもいるという。世界中で自分だけの、たった一台のポルシェ。まさに「お金で買える自由もある」ということだ。
「ポルシェのライバルは、何ですか?」と言う質問に、ポルシェ本国のスタッフは、こう答えた。「ダイヤモンドや毛皮です」。この世になくても困らないかもしれないが、もし幸運にもオーナーになれたのなら、この上なく生活を豊かにしてくれるのがポルシェなのだ。
次にオーナーになるのはあなた? 撮影:松本明彦 |
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