“ハイブリッドの中古車なら自動車重量税がタダ!
そろそろ新型が登場しますが、例え旧型になっても減税対象車です。フルモデルチェンジを控え、ここ3カ月で中古車は随分とお安くなっています |
今回のエコカー減税、対象となる主な税金は「自動車重量税」と「自動車取得税」です。また対象となる車は1.電気自動車、2.天然ガス自動車、3.プラグインハイブリッド、4.クリーンディーゼル自動車、5.ハイブリッド、6.低燃費かつ低排出ガス認定自動車の6つ。中古車も対象ですが、初度登録が平成15年度10月以降の車に限られます。
2.天然ガス自動車、5.ハイブリッド、6.低燃費かつ低排出ガス認定自動車は平成17年度基準の低排出ガス車認定制度で75%低減レベルを受けている車のみとなります。つまり星が4つ以上あることが条件です。例えば前回ご紹介した初代エスティマハイブリッドは残念ながら対象とはなりません。また4.クリーンディーゼル自動車とは、平成21年度自動車排出ガス規制に適合している車です。しかし今のところ昨年9月に登場した日産エクストレイル20GTのみなので、中古車で狙う車ではありませんね。
昨年生産が中止されたトヨタアルファードハイブリッドですが、こちらも減税対象車。大型ミニバンのハイブリッドという価値はまだまだ高いはず。100万円台から探せます |
では、どのくらい減税になるのか。まずは「自動車重量税」から見ていきましょう。自動車重量税とは車両重量に応じて課税される国税です。ちなみに減税の適用期間は4月1日から平成24年(2012年)4月30日までと、3年1カ月間となっています。
1~5の対象車は、この期間内で最初の車検を受けた際に必要となる自動車重量税がなんと免税、つまりタダです。例えばトヨタアルファードハイブリッドは2tを超えていますから、新車なら9万4500円、中古車でも6万3000円がタダとなります。同社のプリウスでも新車は5万6700円、中古車なら3万7800円がタダです。
6.低燃費かつ低排出ガス認定自動車の場合は星4つ以上で、かつ燃費基準が+25%以上達成なら75%オフ、+20%以上と+15%以上は50%オフとなります。例えば星4つで燃費基準が+25%以上のホンダフィット(FFのLとG)なら、自動車重量税が新車で1万4175円、中古車で1万8900円となります。
中古車の場合は、適用期間内で最初の車検時に減税が行われます。車検が切れている中古車なら購入時に減税となります。また車検残があれば、期間内で最初に車検を受ける時です。そう考えると、いくら期間が3年1カ月あると言っても中古車の場合あまり時間がありません。今年中に購入した場合、くらいに考えておいたほうがいいでしょう。
自動車重量税についてはこれくらいにして次ページでは、もう一つの減税、自動車取得税について見ていきましょう。