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こんな質のいいコンパクトカーに乗りたい 女性に似合う新型アウディA3

今年イチオシの女性に似合う、オシャレなコンパクトカーがアウディから登場。新型A3の魅力を紹介します。

執筆者:森山 みずほ


こういうクルマはぜひ、素敵な女性に乗ってほしい! と思ったアウディA3。9月6日から発売された新型A3は、とにかく見た目、手触り、そして走り、すべてに気品があって仕立ての良さを感じさせてくれるクルマになっていました。

たとえば・・なにげなく信号待ちで手を伸ばした時に触れる、ウインドー周りの滑らかさ。そしてウインカーなどを操作した時のタッチ感など、細かい部分の造り込みの良さが、日本のコンパクトカーとは大きく違うことを実感させてくれます。正直、このA3はかなり魅力的に感じました。その魅力は大きくわけて3つ。一つ目は冒頭からお話している造りの良さ、そして二つ目は走りの質の良さです。

出足の速さはかなり爽快。でもさらに良さを感じたのが、芯のあるステアリングフィーリングです。ほどよい手応えがあり、安定感がとても高いのです。それでいて車庫入れなどが苦になるほど重いわけでもなく絶妙。こういうクルマで高速道路を走ると、本当にラクなんですよ。この安心感のある乗り味も、オススメのポイントです。
ただ狭い駐車場で車庫入れをしようという時には、左後方視界があまり良くないのが欠点。またシートポジションも低めに設定されているので、真後ろの視界もあまり良くない。こういった部分は、やはり国産車は配慮されていますよね。

さて三つ目の魅力は使い勝手の良さです。新型A3には大きなラゲッジスペースのほかに、写真のような数々の収納アイテムが用意されています。これが思いのほか使いやすい! ただカバンがかけられるフックや雑誌などが入れられるネットなど、すべてラゲッジルームに用意されています。国産車のように、シートバックの裏にコンビニフックがあるのに慣れてしまうと、ラゲッジじゃなんだか使いづらそう・・と思うかもしれませんが、これにはしっかりした理由があるんです。
欧米の人は、アタッシュケースや手にかかえるバックであってもラゲッジにしまいます。日本人のように助手席にポンと置いたりはセキュリティの面からしないんです。それは買い物も例外ではなく、やはりコンビニの袋のような手さげ袋はラゲッジにしまうわけです。そんな習慣から、すべての収納アイテムがラゲッジに用意されているというわけです。ちなみに欧州ではオプション装備となるこれらも、日本仕様では全車標準装備になっています。

後席も実際に座ってみると広く、乗り心地も悪くないです。これで4ドアだったらなぁ・・と思ったのは私だけではないはず。そうA3の最大の欠点は、個人的には2ドアスタイルだと思っています。とは言え、個人のプライベートカーとして選ぶのならば、まったく問題ないですよね。
とにかく今現在では、今年のイチ押しモデル!

でも現実問題、同じ排気量の国産コンパクトカーと価格を比較したら、新型A3(299.5万円~437.5万円)は100万円ちかく高いです。しかしこの100万円の中には、単純にカタログの一覧表で比較できる装備やメカ的な部分の違いだけではなく、シートやドアハンドルの造り、そして乗り味など五感で感じる良さというのが詰まっていました。見た目やスペックだけでなく(とは言え今回は触れませんでしたが、新型には最新技術も満載されています)、こういう五感で感じる良さがあるクルマこそ、私は女性に乗ってもらいたいなぁと思うんです。そう、使い込むほどに、魅力を感じるクルマってやつです。買う、買わないは別として、こんなクルマもある、ということを多くの女性に知って欲しいと強く感じました。もし機会があれば、ぜひショールームなどで実際にクルマに乗り込んで、手で触れてみて欲しいクルマです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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