6・外の景色が見えない
生後4ヶ月頃を過ぎ、目でモノをしっかり追えるようになってくると、景色を楽しむ子が増えてきます。でも日よけのために真っ黒なサンシェードを窓に張り付けていたり、はたまた月齢が大きくなってもベッド型のシートに寝かせたままにしていると、つまらなくてグスリだす子は多いようです。もし小さい頃は大丈夫だったのに、ある日突然泣き出すようになった、夜や雨の日になると泣いてしまう、という子や隣に人が乗っていると大丈夫なのに、後ろに一人で乗っていると泣き出すという場合は、このパターンが多いです。
そんな時は、なるべく外の景色が見えるようにしてあげたり、また柔らかいおもちゃやクルマの動きに合わせてユラユラ揺れるようなものを窓際につけたりして工夫してみましょう。
ただその際は、万一落ちて子供に当たっても怪我をしないような、タオル素材のような柔らかいものを必ず選ぶように。
7・服を着せすぎている
これからの季節に気をつけたいのが、着せすぎたままチャイルドシートに乗せてしまうこと。大人だってジャンパーを着たままクルマに乗っていると、モコモコして居心地が悪いでしょ。それと一緒。とくに赤ちゃんは、ちょっとした服のタグが首にあたっていたりしても、嫌がって泣くとがあるほど神経質。外が寒い時こそ、要注意です。
8・温度が暑すぎる、または寒すぎる
温度調整は夏でも冬でも大切。とくに冬は暖房のかけすぎで、汗ばんでいる子を見かけます。寒いと風邪をひいちゃうから……という親心もわかるけれども、汗をかかせるのは暑すぎ。顔や手足の温度ではなく、背中に手を入れてみて、汗ばんでないかを確認しましょう。
というよくある例や私が今まで見てきたパターン、そして実体験に基づく話しを織り交ぜてみました。でも何よりも小さい赤ちゃんの場合は、こまめに休憩をとり、姿勢を変えてあげることも大切です。外の空気を定期的に吸わせてあげることも忘れないであげてください。
こうして小さいうちから正しくチャイルドシートを使ってドライブをしていれば、大きくなってから『チャイルドシートを使わないと嫌だ』という子になってくれます。実際私は海外で、そういう子をたくさん見てきましたから。だからくれぐれも小さい時に「チャイルドシートは嫌なモノだ」という印象を植え付けないように! 途中で泣いたら、すぐクルマを停めて気分転換を。そのためにもやっぱり子連れでのドライブに、時間の余裕は大切ですね。
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