これは先ほどの「2」の項目に通ずる部分なのですが、ベルトを緩くしているがために、やはりお尻がズルズルと前に落ちてきてしまい、結果、赤ちゃんが猫背というか、背中を丸めた形になってしまうと、泣き出すことが多いです。クルマを走らせて、数分たってから泣き出すのなら、このベルトが原因のことも多いです。
赤ちゃんの場合でも、ベルトと赤ちゃんとの間に大人の指が2本入る程度にフィットさせたほうが、赤ちゃんの身体も安定して安心します。逆にルーズだと変な姿勢になってしまうため、余計苦しくなってしまうのです。ベルトが可哀想、と思って緩くしてしまうので、逆効果なんですよね。
4・「座ってくれなかったらどうしよう…」とお母さんが不安げな顔をしながら座らせている
どんな育児でも言われるのが、このお母さんの表情。お母さんが怖い顔をして無理矢理ミルクを飲ませようとしても、赤ちゃんは飲まないのと一緒で、チャイルドシートもお母さんが必死の形相で座らそうとすると「なんか怖いことされるのかな?」と赤ちゃんは察知して、嫌がってしまうのです。これはたとえ生後1ヶ月の子でもそうなんですよ。
もしすでにチャイルドシートを嫌がってしまっているようなら、乗せる時に少し時間に余裕を持って「もし嫌だったら、少し遊んでからもう一度チャレンジしてみよう」くらいの大らかな気持ちでチャレンジしてみてください。そうすると案外、サラッと乗ってくれたりするものです。「さぁドライブ! 楽しいよ」と、お母さんも楽しそうにしながら乗せると、言葉の分からない赤ちゃんでも、その楽しさは通じるモノです。育児に焦りは禁物。お母さんもデンと大らかに構えないと、悪循環になってしまいますよ。
5・赤ちゃんがちょうど身体を動かしたいと思っている時に、無理矢理チャイルドシートに座らせる
こんな体勢で遊んでいる時は、少し待ってあげてからチャイルドシートに乗せてみましょう |