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こんな時、どうすればいいの?『赤ちゃん編』 チャイルドシートを嫌う子の対処(2ページ目)

最近よく聞かれるのが「まだ4ヶ月なのにチャイルドシートに座ってくれない」などといったこと。意志を持っているとは思えない赤ちゃんが、なぜ最初からチャイルドシートを嫌がるのでしょうか?

執筆者:森山 みずほ

3・ベルトが緩いまま座らせているために、走っている途中で赤ちゃんのお尻がズリ下がってきて へんな姿勢になってしまう

これは先ほどの「2」の項目に通ずる部分なのですが、ベルトを緩くしているがために、やはりお尻がズルズルと前に落ちてきてしまい、結果、赤ちゃんが猫背というか、背中を丸めた形になってしまうと、泣き出すことが多いです。クルマを走らせて、数分たってから泣き出すのなら、このベルトが原因のことも多いです。

赤ちゃんの場合でも、ベルトと赤ちゃんとの間に大人の指が2本入る程度にフィットさせたほうが、赤ちゃんの身体も安定して安心します。逆にルーズだと変な姿勢になってしまうため、余計苦しくなってしまうのです。ベルトが可哀想、と思って緩くしてしまうので、逆効果なんですよね。

4・「座ってくれなかったらどうしよう…」とお母さんが不安げな顔をしながら座らせている

どんな育児でも言われるのが、このお母さんの表情。お母さんが怖い顔をして無理矢理ミルクを飲ませようとしても、赤ちゃんは飲まないのと一緒で、チャイルドシートもお母さんが必死の形相で座らそうとすると「なんか怖いことされるのかな?」と赤ちゃんは察知して、嫌がってしまうのです。これはたとえ生後1ヶ月の子でもそうなんですよ。

もしすでにチャイルドシートを嫌がってしまっているようなら、乗せる時に少し時間に余裕を持って「もし嫌だったら、少し遊んでからもう一度チャレンジしてみよう」くらいの大らかな気持ちでチャレンジしてみてください。そうすると案外、サラッと乗ってくれたりするものです。「さぁドライブ! 楽しいよ」と、お母さんも楽しそうにしながら乗せると、言葉の分からない赤ちゃんでも、その楽しさは通じるモノです。育児に焦りは禁物。お母さんもデンと大らかに構えないと、悪循環になってしまいますよ。


5・赤ちゃんがちょうど身体を動かしたいと思っている時に、無理矢理チャイルドシートに座らせる

こんな体勢で遊んでいる時は、少し待ってあげてからチャイルドシートに乗せてみましょう
これも「4」に通ずる部分があるのですが、月齢が3~4ヶ月くらいになってくると、身体を横にしたり、早い子だと寝返りをしだしますよね。そうなると、もう赤ちゃんも身体を動かしたくてしょうがないのです。でもまだ集中力がない赤ちゃんは20分前後も遊べば、疲れてもう次のことをしようとします。この20分前後が待てずに、無理にチャイルドシートに座らせると……大泣きしちゃうんですよね。とくにチャイルドシートを嫌がってしまっている赤ちゃんには、乗せるタイミングも大切。機嫌が良い時に「楽しいぞ」と思わせながら乗せるのがコツ。抱っこでも、おもちゃでも、その子が喜ぶことを乗せる直前までしててあげましょう。そのためには、ドライブ準備はやっぱり時間にゆとりを持つことが大切なんですよね。
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