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C3スカイルーフ・インプレッション ガラスルーフの心地よさを味わう(3ページ目)

シトロエンC3にオプション設定されている開閉可能なガラスルーフ、「スカイルーフ」を試すことができた。他のフランス車に装備されているガラスルーフとの比較を含めて、インプレッションをお届けしよう。

執筆者:森口 将之

ここまではフロントシートでのインプレッションだが、ガラスルーフの良さをいちばん味わえるのはリアシートかもしれない。シートに座って自然に上を見上げると、ほぼ全面が空だからだ。個人的には、昔所有していた2CVのキャンバストップを思い出させてくれた。



それにしても、最近のフランス車はガラスルーフを採用したクルマが多い。フランス人は本当に空が好きなんだということが改めてわかる。日本に正規輸入されているクルマでも、プジョーでは307SWと最近カタログモデルに格上げされた206ローランギャロスがあり、ルノーは生産は終わってしまったがアヴァンタイムがある。



プジョーの2台は開閉はできないが、逆にセンターのバーがないという良さもある。とくに307SWは、サンバイザー周辺の作りをブレークと変えてまでガラスを前に出しているので、開放感は抜群。風が巻き込まないオープンカーという感じさえするほどだ。ガラスを固定にする代わりに、サンシェードを電動にしたのもうまい。



アヴァンタイムはやっぱり別格といえるだろう。開く面積はびっくりするほど大きいし、ふと横や後ろを振り向いたときの、ほとんど全面ガラスという景色もすごい。サイドウインドーまで全開にするとかなり風を巻き込むが、開けなくても明るさはオープンカー並み。やっぱりこれは実用車じゃないんだと痛感させられる。



もちろんC3スカイルーフにも良さはある。ガラスルーフの魅力については上で書いたとおりだが、もうひとつ忘れちゃいけないのが価格。1.4なら200万円を切るし、1.6でも同じエンジンを積む206ローランギャロスより少し安いのだ。プルリエルもたしかにいいけれど、手軽に空を楽しみたい人には、こっちもおすすめだと思う。
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