新型ラグナのワゴンに日本で乗るのは、これが初めて。ボディはもちろん5ドアセダンより大きいが、全長は4695mmと5ナンバー枠に収まり、全高は1485mmと1.5m以下。つまり1790mmの幅を除けば、ライバルのシトロエンC5やプジョー406のブレークより小柄になるわけだ。実際に見ても、アーチ型のサイドウインドーのおかげもあってリアが短く感じる。このクラスのワゴンとしては軽快な雰囲気だ。
V6のワゴンと比べると、アルミホイールのデザイン(16インチであることは同じ)が変わり、ドアハンドルがシルバーからボディ色、サイドモール先端のエンジンタイプが書かれたプレートがシルバーからグレーになるぐらいで、あまり差がない。
グレー系の2トーンとシルバーのセンターパネルでコーディネイトされたモダンなダッシュボードは他のラグナと共通。もちろんキーはカードタイプだ。ただし2.0は、メーター内のATポジションインジケーターやオンボードコンピュータの配置などがV6と違っていた。
V6ではレザーだったシートとドアトリムは、2.0ではベロアになる。シートの座り心地はやっぱりこちらのほうがまろやかで、個人的に好みだ。他にV6と違うのは、スライドやリクライニングなどの調節が手動になること。リクライニングのレバーが座面の前端にあるのが変わっている。