SRP3で装備されたリアシートのプリテンショナーとロードリミッターは、ここに装着したチャイルドシートに座った子供の体が前に折れる動きを防ぎ、胸にかかる力を抑えてくれる。チャイルドシートの取り付けはISOfixシステムの2カ所に加え、独自に3つ目の取り付けポイントを追加して、衝突のときに体が前に折れることを防止しようとしている。
さらに特筆すべきなのが「Safety for all」プログラム。ヨーロッパの数カ国で、7~11歳の子供を対象に独自の交通安全教育を行っているのだ。ちなみに昨年は8カ国で6万5000人がこのプログラムを体験したという。
当日はプログラムに使うキットが展示されていたが、コンセプトカーの「モデュス」をそのまま箱にしたパッケージの中には、いかにもルノーらしい可愛らしいイラストを多用した教材が入っていた。子供でなくても欲しくなる一品、と思ったのは僕だけではないはずだ。