音も振動も加速も、掛けた瞬間から最高のエンジン

599エンジンの写真
エンツォのV12をデチューンし、620psを発生。1気筒あたりの排気量は499ccとなる
というわけで、599、その魅力はエンジンに尽きるとボクは思います。もちろん、クルマとしての完成度もベラボーに高いわけですが、最早トーシローレベルで、VSCを切って、相手ができるような性能じゃありません。電子制御がなければ、みーんなクラッシュアウトでしょうよ。テクノロジーぐるぐる巻きで走るわけですから、その中で魅力を見つけるとすれば、やっぱりエンジンフィールのみというしかありません。

はたして、エンジン、最高です。もう掛けた瞬間から、しょんべんちびりそうなぐらいに。アクセルペダルを踏めば踏むほど、自分の体がピストン運動に巻き取られて、ブロック内に吸い込まれそう。決して澄んではいません。音、振動、パワー感に、微妙なズレがあるから心地いい。キレイにハモっているわけです。

加速はむろん、きょーれつ。エンツォ以来の激しさ。マグネティックライドのコントロールも優秀で、どんな速度域になってもクルマの姿勢が乱れない、というか変わらない。アルミ+電磁ダンパー、アウディTTと同じ組み合わせですけど、世界最先端ですねえ。ブレーキも、輪を掛けて最高でした。(あまり言葉にならんとです)

いやあ、599以上のFRスポーツカーって、もういらないと思いますよ。どうすんだろ、この先。たぶん、アルファ8Cコンペティチオーネあたりは、”プアンズ”599になるんでしょうが、それにしてもなあ。

599が、なんだかんだで乗り出し4千万円近くなることに、まずは感謝ですな。そうそう買いたいと思いませんし。中古価格も高止まりだと思いますね。マラネロと違って、新車オーダーばしばしに入っていて納車待ち行列できているらしいですから。注文できただけでも、幸せなクルマです。

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