フィアット、アルファロメオ、ランチアの3ブランドが集結する30番パビリオンの中で、最も華やかかつアットホームな雰囲気を醸し出していたのがフィアットブース。
このブースの目玉は発売が開始されたばかりのスティロ。3ドアと5ドア、さらにお風呂のふたの用にぱたぱた開閉するサンルーフのデモンストレーションや新通信システム・コネクト・のデモなど、新しさを全面に押し出していた。
発売されたとはいえ、まだまだイタリアでもまだまだお目にかかる機会が少ないスティーロだが、評判はなかなかいい。スタイル的には特に目新しいものはないのだが、特に3ドアバージョンのボンネットに走るエッジラインやリアデザインのまとめかたなどに、個性がうまく表しているのがスティロの特徴だ。
一方、ファミリーをメインターゲットにしている5ドアバージョンは、いささかサイズ的に中途半端かと思われる節があるものの、ある意味無駄を最大限に省いた結果であるとも言えるだろう。来年にはスティーロのMonovolume(ワンボックス)バージョンも出ると言われている。それにも期待したい。
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