そろそろ食事時になるだろう。フェラーリ好きならばリストランテキャバリーノでは、食事よりもナプキンやテーブルクロスに目がいくハズ。ご神体、馬マーク入りである。間違っても失敬しようなどと思ってはいけない。タンなどがからんで勢いペッしてしまい、「こんなん洗わされるとかなわんなあ」、と思ったときだけソッとカバンに忍ばせれば・・・。そういう人を目撃したことがある。
オナカもいっぱい、イタリア気分も満喫、フェラーリ三昧に大満足。そんな豊かな昼時を過ごしたら、もう一度、フェラーリ本社工場の回りをクルマでグルリと散策してみよう。新工場や巨大な風洞施設、さらにはテストコースなどを発見することができるはず。運が良ければ、轟音を響かせるF1マシンのテストだって覗けるものだ。
テストコース脇の策にイタリア人が群がっていたら、迷わず近寄れ。“チェ フォーミュラ ウノ?”“シー シー”。F1が走っているということである。
ここまでくれば同伴者もさすがに文句は言えまい。おそらくはフェラーリ教に改宗されているハズ。“フェラーリってカッコいいね”ぐらい言わせれば、翌日もモデナ&マラネロ参りといこう。モデナ市内のフェラーリ屋さんを訪れるもヨシ。昨日行きそびれたガレリア・フェラーリ(フェラーリの博物館)に行くのを忘れたなあ・・・。できればエンツォフェラーリの墓参りもしたいねえ・・・。
そしてモデナ最後の夜は、ドゥオーモ近くのリストランテ・オメールでむちゃむちゃ濃い地方料理を食せば、午年聖地詣ではモウ、カンペキである。
ちなみに。モウで思い出したが、ランボルギーニ本社もモデナ市内からクルマで2、30分である。オメールで酔ったついでに同伴者を説得してみては??
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