4シーズン、4パーソン
日本に導入されるのは、3.5L V6エンジンを搭載する「E350カブリオレ」のみで、車両価格898万円。写真のAMGスポーツパッケージ(63万円)などパッケージオプションがいくつか用意される。 |
現行メルセデス・ベンツEクラスに、カブリオレが追加されました。いずれも2シーターで電動メタルトップのバリオルーフを持つSLやSLKに対し、CLKクラスの後継モデルであるEクラスカブリオレは4シーターで、閉めたときのスタイリングを優先し、あえて電動ソフトトトップを採用しています。
待ち望んだセレブも少なくないであろう、このクルマのキャッチフレーズは、「4シーズン、4パーソン」。このフレーズには、4人の乗員すべてが四季を通じて快適にオープンエアドライブを楽しめることを追求した、という意味が込められています。
それを実現するため、まず4人分の居住空間がしっかり確保されています。高価格帯の4シーターのオープンカーというのは、もともとその数自体がそれほど多くないし、後席はオマケ的な車種も少なくないところですが、Eクラスカブリオレでは、それほど窮屈な思いをすることなく座れるであろうスペースが確保されています。
すでにSLやSLKといった2シーターオープンをラインアップしているメルセデスだからこそ、Eクラスカブリオレでは、「4人」という部分に大いにこだわったのでしょう。後席乗員の快適性にも大いに配慮されたことがうかがえます。
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