シトロエン/シトロエン

見た目も走りも楽しめるシトロエンDS3

シトロエンC3と基本コンポーネンツを共有しつつ、ちょっとプレミアムかつスポーツに仕立てられ、同時に日本デビューをはたしたDS3。MINIやフィアット500の人気も高い日本において、DS3の動向も気になるところ。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

ポリシーは「アンチ・レトロ」

価格は「Chic」が249万円、写真の「Sport Chic」が269万円(受注生産)

シトロエンの「DS」というと、往年のあのクルマを想像せずにいられないところですが、21世紀に入って10年たらず、新しく設定されたシトロエンのDSラインは、それとは無関係。Cシリーズに対し、ちょっとプレミアムに差別化されたモデルとして、今後展開されていく予定とのことです。その第一弾として、C3と同時にDS3が日本で発売されました。

シトロエンというと、はるか昔から個性的であることにかけては天下一品。プラットフォームを共有するC3が5ドアであるのに対し、DS3は3ドア。どちらもユニークなクルマではありますが、DS3では明快にスポーティなイメージが与えられています。

内外装のカラーやディテールを好みに合わせて自由に組み合わせ可能な「ビークルパーソナリゼーション」を導入。ボディカラー7色、ルーフおよびドアミラー4色(ルーフは絵柄も選べる)、アルミホイールとインパネは、Chicで4色、Sport Chicで2色、シートはレザーパッケージを選択すれば3色から選択可能
フロント左右のスリットに埋め込まれたLEDランプや、サメのヒレを模したという独特なBピラー形状、往年のDSを彷彿とさせる、浮いているかのように見えるルーフなど、目に見える部分にたっぷりとスパイスを効かせています。さらに、ルーフの色や柄、ホイールのデザインなどを自由にチョイスし、より個性的なクルマに仕立てることができるようになっているのも特徴です。

DS3におけるデザインポリシーは「アンチ・レトロ」とのこと。どういう意味かというと、たとえばMINIやフィアット500など話題のプレミアムコンパクトは、自らの過去の栄光あってこそ現在のヒットがあるわけですが、DS3はそれには頼らない、という意思表示とのことです。

こちらはプラットフォームを共有するC3。視界後方までガラスウインドウの広がる「ゼニス フロントウインドウ」が特徴。価格C3=209万円、C3エクスクルーシブ=239万円

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