VOLVO(ボルボ)/ボルボ

200m先でもひと目でわかる第2世代ボルボC70(2ページ目)

クーペとオープンカー、2つの魅力を1台に融合させたボルボC70が大胆にフェイスリフトして第2世代へ。グレードを1本に絞るとともに、デザインとプレミアム感に一層磨きをかけた。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

車格感が上がった

ボディサイズは4615mm×1835mm×1405mm。全長が従来よりも35mm拡大されている
4気筒エンジンの設定がないところも一連の兄弟モデルと異なるのですが、それはC70がプレミアムカーと位置づけられているからにほかならないでしょう。さらに今回、兄弟モデルと共通だったインパネも専用デザインに変更され、ダッシュボードやアルミニウムベゼルが専用に設定されています。おかげで、もっと価格帯の安い一連の兄弟モデルとは差別化され、明らかに車格が上という印象が備わったように感じられます。

シートカラーは、オフブラック、カルサイトクリーム、カカオの3色、インテリアカラーは、オフブラック、ブラウン/ベージュの2色から選べる。カタログに掲載された標準的な組み合わせにないものも選択可能とのこと

「ROPSバー」は、万が一の横転の際に、頑丈なバーが瞬時に立ち上がり、後席の乗員の頭部を保護する。バーには小さく硬いメタル製のスパイクが取り付けられ、ルーフが閉まっている場合、リアガラスを突き破って飛び出すそして、ボルボというと安全性の高さにも期待するところですが、ポップアップ式ロールバーの装備や、オープンカーとして初めてドアにカーテンエアバッグを内蔵させるなど、さすがと思わせるものがあります。さらに、こうした2ドアのクルマながら、前席だけでなく後席にも、プリテンショナー付のシートベルトが備わる点も、ライバルの上を行くものです。

また、ルーフを格納していても、その下にある荷物を出し入れできるようにした構造をいち早く採用するなど、リトラクタブル・ハードトップ車としての使い勝手に配慮した点も、C70の特徴です。

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