旅行前に知っておきたい、タヒチの基本情報
世紀を超えて、芸術家から愛されるタヒチ。山がちのモーレア島を、ゴーギャンは「古城のようだ」とたとえました
118の島々のうち、日本人ツーリストにとって馴染み深いソシエテ諸島(タヒチ島、モーレア島、ボラボラ島など)とツアモツ諸島(ランギロアなど)を中心に、旅行前に知っておきたい基本情報と日本からのアクセスについて、まとめました。
“楽園”という言葉がどこよりも似合う、タヒチの魅力
日本から約9500km、南太平洋に浮かぶタヒチ。正式名称は、フランス領ポリネシア。ボラボラ島や首都タヒチ島があるソシエテ諸島、ダイバー垂涎のランギロアがあるツアモツ諸島ほか、マルケサス諸島、オーストラル諸島、ガンビエ諸島の5つの諸島があり、118の島々から構成されています。その海域はほぼ西ヨーロッパ全域に匹敵するほどの広さに及びます。ボラボラ本島にある豪華リゾートの集中地帯、マティラ岬
19世紀にはゴーギャンやサマセット・モーム、マティスが魅了され、現代も多くの写真家の方が好きな場所にあげています。昔も今も、芸術家たちの心を掴んで離さない島々なのですネ。
水上バンガロー滞在などリュクスなリゾートライフも、大きな魅力。とくにボラボラ島は豪華リゾートが百花繚乱。朝食をカヌーで運ぶカヌーブレックファストや無人島でのランチなど、ロマンティックな演出も用意されています。主だったリゾートには日本人スタッフが常駐しているケースが多いので、言葉の心配もありません。
通りで立ち寄ったマガザン(よろず屋さん)のマダム
音楽も国民性なのか、陽気&アップテンポ。たとえばタヒチ到着時、空港での出迎えの生演奏には、長旅の疲れも忘れて、テンションも一気に上がります(手渡されるティアレの花の甘い香りも幸せな気持ちに……)。ショーなどの特別な場でなくても、ギターのような音色がどこからともなく聞こえてくることがあり、それもゴキゲン。また、島を散策していると、ダンスを練習している子供たちを見かけることも。音楽やダンスなどが生活に溶け込んだタヒチアンは、生来のアーティストなのですネ。