マークX ジオ TGDAコンセプト
ローダウンし、ド派手にペイントされたボディがマークXジオらしからぬイメージを放つ。コクピットには頑健なロールケージと4つのバケットシート&ハーネスを備える |
最後のページでは、ちょっと現実的でないモデルを紹介しましょう。実は、スポーティモデルの出品の少なかったトヨタブースだったのですが、ひときわ目立っていたのがこちらの「マークX ジオ TGDAコンセプト」です。
パッと見、何かのレーシングカーのようですが、そのとおり。次世代の高級車を謳うマークXジオをベースに、4人を乗せてサーキットを全開で走ることのできることをコンセプトに開発。トヨタ系のGTドライバーが企画に関わり、もしもマークXジオをGTマシンにしたら……というイメージで仕上げたとのことです。
レーシングカーデザイナーの第一人者である由良拓也氏がデザインを手がけ、昨年までSCのGTマシンをドライブした服部尚貴選手がテストしたとのこと。実際にサーキットを全開で走っても、非常に楽しいクルマに仕上がっているとのことでした。
NATS HORIZON
ブースで説明員をしていた学生さんに「今回の目玉は?」と訊ねたところ、真っ先にこのモデルを案内された。確かに見事な完成度 |
NATS(日本自動車大学校)のブースは、毎回ユニークな出展車両の数々を出展して来場者を楽しませていますが、今年も期待どおりのカスタムカーがズラリ。今回の本命は、カスタマイズ研究科の山崎講師を中心に製作したという、こちらの「NATS HORIZON」です。
ユーノス・ロードスターをベースに、トヨタの「1UZ」型V8エンジンに換装し、サイズアップしたボディに合わせて、ソアラの足まわりを移植するなど、デザインだけでなく、内容も本格的。走りへの期待も膨らむモデルです。
なお、春には今回のオートサロン出展車両を用いて、NATSの学生達が卒業旅行「テストキャラバン」ツーリングを実施する予定とのことでした。