使うソフトウェアごとに違う住所録を作るのはもうたくさん?
もうすぐ年賀状の季節です。Macで年賀状を作成する場合、市販のソフトウェアを使うのが一般的ですが、結局は裏面をPhotoshopなどのグラフィックソフトで作成して、宛名印刷だけ専用ソフトを使うという人も多いのではないでしょうか?Mac用でも宛名印刷を行うソフトウェアはいくつかありますが、ほとんどのものは独自の住所録を標準のアドレスブックとは別に作成する必要があります。
このため、アドレスブックに登録した住所録と宛名印刷ソフトの住所録で食い違いが生じてしまったり、同期してもうまく反映されなかったりすることもしばしば。
いっそのこと、アドレスブックの情報をそのまま使って宛名印刷したい!
そんな場合に、便利なオンラインソフトがあります。
アドレスブックの情報をそのまま使って宛名印刷できるオンラインソフト「葉書AB」「宛名工房」
Mac OS Xに標準で付属するアドレスブックは、独自の項目を追加できるなどカスタマイズ性が高く、例えば年賀状ソフトで必須になる“連名”につかう配偶者や子供の情報なども登録できます。こういったアドレスブックの機能を有効活用できるソフトウェアは、現時点では以下の2つです。どちらも個人制作のオンラインソフトですが、市販されているどのソフトウェアよりもアドレスブックと相性がよいので、住所録の管理も煩雑になることなく、とても気持ちよく使うことができます。
●葉書AB
入手先:http://www.yamamotosoftware.jp/
価格 :フリーウェア
●宛名工房
入手先:http://www.vector.co.jp/soft/mac/writing/se478436.html
価格 :840円
以降でそれぞれの簡単な使い方を紹介します。
デザインがきれいな「葉書AB」
「アドレスブックをそのまま利用する」という発想を最初に実現したソフトウェアが、葉書ABです。基本は、印刷したい宛名をアドレスブックからドラッグ&ドロップして使用します。差出人は自動的に「自分」の住所が反映されます。自分の住所とは、アドレスブックのメニュー「カード - 自分のカードにする」を設定したカードのことです。
このほか、左下の「編集」ボタンを押してから、枠を選択状態にし、フォーマット - フォント によりフォントを変更できます。
編集モードでは、以下の変更が可能です。
- 宛先の住所から都道府県を表示しない
- 配偶者と敬称を変更
- 名前の配置の上下位置
残念なポイントとしては、宛先の設定を覚えたりすることができないこと。ソフトウェアを起動するたびにアドレスブックからドラッグ&ドロップする必要があります。