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エコタイヤがもっと分かりやすくなる!?(2ページ目)

タイヤを変えるだけで、燃費が良くなるというエコタイヤだが、これまでその性能はイマイチ分かりにくかったのも事実だ。そのため、今年から新たにエコタイヤの性能を分かりやすく表示するラベリング制度が始まった。

執筆者:宮島 小次郎

各メーカーの最新エコタイヤの性能

ラベリング制度を実施しているのは、ブリヂストン、住友ゴム工業、横浜ゴム、東洋ゴム工業、日本ミシュランタイヤの各メーカーで、低燃費タイヤについては平成22年12月末までの間に段階的に適用されてゆくため、メーカーによってはまだ準備が整っていない場合もあります。そのため、ここでは現段階(平成22年2月末)で発表されているものを紹介します。

■ブリヂストン

●エコピアEP100(転がり抵抗性能:A~AA、ウェットグリップ性能:c)
転がり抵抗は、ほとんどのサイズでAAランクと高性能だが、ウェットグリップ性能に関しては標準的なcランクにとどまっている。サイズバリエーションも、現状では少な目だ。

●エコピアEX10(転がり抵抗性能:A~AA、ウェットグリップ性能:b)
ブリジストンの新作エコタイヤEX10は、転がり抵抗はほとんどのサイズでAと標準的だが、その分ウェット性能が高い。サイズも豊富で、価格的にもEP100よりリーズナブル。

■ダンロップ

●エナセーブ97(転がり抵抗性能:AA、ウェットグリップ性能:b)
転がり抵抗では、現状では最高ランクのAAを達成しつつも、ウェットグリップもbランクを両立。ただし、現状では15/16インチで4サイズのみの設定なのが残念なところ。

●エナセーブEC202(転がり抵抗性能:A、ウェットグリップ性能:c)
軽自動車から一般乗用車まで、幅広い車種に対応するサイズを持つEC202は、転がり抵抗やウェットグリップともに性能に関しては、中庸なところといえる。

■トーヨータイヤ

●エコウォーカー(転がり抵抗性能:A、ウェットグリップ性能:c)
12インチから17インチまで幅広いサイズを揃えるエコウォーカーは、性能的には一般的なレベルだ。現状では、まだグレーディングされていないサイズもあり、今後追加予定だ。

■ミシュランタイヤ

●プライマシーLC(転がり抵抗性能:A、ウェットグリップ性能:c)
転がり抵抗およびウェットグリップは平均的なデータだが、静粛性や乗り心地など、トータルの性能を高いレベルで両立しているのが、プライマシーLCだ。

●エナジーセーバー(転がり抵抗性能:A、ウェットグリップ性能:c)
プライマシーLC同様、ラベリング制度のデータでは平均レベルだが、エナジーセーバーでは特に耐摩耗性とロングライフ性にも優れている点が特徴だ。


■関連サイト
●ブリヂストン http://www.bridgestone.co.jp/tire/
●住友ゴム工業 http://tyre.dunlop.co.jp/
●東洋ゴム工業 http://toyotires.jp/
●日本ミシュランタイヤ http://www.michelin.co.jp/


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