写真や3D素材で効率アップ!
人物は得意、でも背景が苦手、という場合でも、トーンや3D素材が用意されていますので、レイヤーに読み込んで、シーンに合った形、向き、大きさに調整するだけで、簡単に線画とトーンの背景が作れます。また、自分で撮影した写真も利用できますし、3DCGソフトで作成したパーツも取り込めるので、特に何度もシーンに登場する小道具などは、3DCGソフトで作っておくと、いかなる角度からでも使用できますから、大変便利です(EXのみ)。
Shadeで作成した3Dモデルを読み込んで使っています。
ほかにもいろいろ便利なツール
ほかにも、一度描いた線全体、または一部分だけを太く(または細く)修正して、線の強弱を加え、線の一部をつまんで好みの形に微調整もできます。台詞を加えると同時にフキダシを作成し、集中線、流線も定規を使うことなく作成できます。また、1点、2点、3点透視のパース定規で、遠近感のある背景を描くうえでとても役立ちます。
「1点透視」のパース定規でも、縦、横、斜めで直線が引けるので、背景を描くのにとても便利。
作品の閲覧ではサムネールから、見開き単位でもプレビューも可能ですから、目的のページをすぐに見つけて開くことができます。
描いている最中も、前後ページを見開きですぐに確認できるのも便利。
漫画を完成させるまでには、幾度となく困難が訪れますが、ComicStudioは描く上での苦労を和らげ、そして理想的な作品へより近づくよう、サポートしてくれるとても優れたソフトだと思います。
魅力的で効率アップできる多くのツールが備わっていて、本当によくできているソフトですので、初心者の方、紙に描くのになれている方も含め、ぜひ多くの人に触れていただきたい製品だと思います。
関連サイト
ComicStudio.net株式会社セルシス