大きくなってメルセデスらしく成長

でかい。真正面から見据えると、うおっ!と、おののくくらい堂々とした風情は、さすがメルセデスである。エンジンも2Lだし、これをコンパクトカーとしていいのか? と、一瞬、不安にもなるけれど、しかし、全長が3850ミリしかないのだ。4メートルきっている。これをコンパクトカーといわずしてなんとしよう? 

全幅は大きくなっても全長は控えめ。欧州では3ドアも販売されている
たしかに横幅が1765ミリというのは、そうとうにずっしりした印象を持つ。正面からの威圧感はかなりのものだ。しかし、やはり威厳さえ持つ表情を構成しているのはデザインだろう。先代の「ちょっと控えめにしました」という楚々としたものから一転、新型は「これでどうよ」的に、メルセデスとして完全に開き直っている。

するどい視線を思わせるヘッドライト。ボディサイドに切り込まれたナナメの凹凸ライン、テールランプ系のずっしり感。カラダは小さくとも、メルセデスの一員であることを、オーラのように漂わせているのだ。その様子にもはや迷いはない。

外観デザインにヤラれちゃうと、インテリアも重厚感が2割り増しに思えてくる。衝突時にエンジンを運転者の足の下に落として安全を確保するタイプゆえに、床、および、シート全体が高い位置にあるけれど、それもなんだか特等席という雰囲気。デザインって人をだますには一番である。

A200エレガンスは木目パネルも採用されているので高級感も高い
今回はメルセデスとして初めて、無段階変速装置であるオートトロニックを採用している。一般的にはCVTという言葉を使うのだが、どうも、どこか他とは違う技術が組み込まれているらしくて違う名称になっている(それはメルセデスに限らずどこのメーカーもやることで、実際のところは、ユーザーにはほとんどどーでもいい内容だったりするのだが……)。

走らせて見ると加速が滑らか。市街地のスタートダッシュもするするっと速い。4人乗車で高速道路にいくと、ちょっとエンジン音が大きくなるのが気になるけれど、でもでも、なんたってコンパクトカー。市街地に軸足をおいての開発で大歓迎である。

3ナンバーボディ。でも全長はベリーショート。不思議バランスをつらぬくところが、メルセデスである。

関連サイト
メルセデス・Aクラスのホームページはこちらから。

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