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そして出てきたのは予想通り、BMWの走りのDNAを十二分に注ぎ込まれたスポーツモデルなのであった。
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ゲルマンの人はこれがいいんだろうか。やはり私は東洋人である。
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ボディカラーは11色。シルバーやグレーの濃淡が用意され、全体的にシックな渋め。もちろんバナナシェークイエローやぴちぴちピーチなんて色はない。あくまでもスポーツ心をそそる色合いで統一されている。
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シートに座る。低めのシートポジションが明らかに「そんじょそこらのコンパクトカーじゃない」と物語る。エンジンをスタートさせると音はシャープで太いし、ハンドルも太いし、ついでに重いし。駐車スペースから一般道に走り出すまでのあいだで、すっかりスポーツカー気分なのである。
そして最初のコーナーで、あまりにハンドルへの反応が早いのでびっくりする。すっと軽くきっただけでオシリがすぱっと向きを変えてくるのである。
コーナーの連続では自分の意図するタイミングよりもワンテンポ先にクルマが曲がり始めている感じ。ついついコーナリング速度も上がってしまうというものである。
硬めの乗り心地。オーラのようにクルマを包む速さへの追求心。1シリーズは小さいから、お買い物ハッチね、なんて思ったら大変なことになる。お転婆や暴れん坊といった表現とはとはまた違う。もちろん誰でも受け入れる許容量の大きさはある。でもやはり覚悟して乗ってもらいたいクルマなのである。
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