30代男が乗れる！新型プレマシー(2ページ目)

インテリアもスポーティ

インパネも基本的にキープコンセプトという印象だが、メーターフードを山型にしてコクピット風のスポーティ系にデザインされており、彫りの深さを感じさせるメーターなど、スポーティミニバンに相応しい雰囲気が演出されている

走りについては次回の試乗記に譲るが、2WDに設定されたi-stopだけでなく、「走る・曲がる・止まる」の基本性能を徹底的にブラッシュアップしたというから楽しみだ。初代は走りに関しても平均点をクリアしただけに期待したい。

インテリアは、2列目中央席の座面が左側のシート座面下に収納できる「6＋One」を踏襲している。普段はキャプテンタイプの6人乗車として使い、緊急時には7人乗車も可能というアイディア賞もの。その2列目中央席は座面を大きくするなど、快適性を向上させており、基本は補助席ながらいざというときに重宝するはず。また、背もたれや座面のサイズこそ変わらないものの、1列目シートの厚みを増すことで快適性を高めたという。

アイポイントもヒップポイントも低めで、背の高いミニバンに乗っているという感じが希薄なのも初代同様だ。低床設計のおかげで乗り降りがラク。小さな子どもやお年寄りを乗せる機会が多いファミリーに最適な設計だ。3列目は非常用の域を出ないが、ボディサイズを考えると十分に満足できる広さといえる

全方位隙なし!?

ライバルはウィッシュやストリーム、ノア＆ヴォクシーやステップワゴン、セレナなどのBOX型、さらに上級クラスにはなるがホンダ・オデッセイやエスティマなど、多士済々のミニバンが控えている。5ナンバー枠を超えるプレマシーだが、両側スライドドアや小さめの最小回転半径など、扱いやすさには合格点を与えられる。初代でも抜きんでていたシートアレンジの扱いやすさに、他のモデルにはないi-stopという飛び道具も手に入れた2代目プレマシー。久々の新作ミニバンだけに全方位隙のないマツダの気合いが十分に感じられる力作だ。