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日本の実力派SUVが魅力アップ

ホンダCR-V、マツダCR-V。サイズ、価格は若干異なるが、ミドルクラスSUVを代表する2台だ。前者は欧州で後者は北米で一定の評価を獲得している。さらに魅力を磨いた最新モデルとは。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

欧州でも定評あり

フロントビュー
少しゴチャゴチャとした造形の顔つきやお尻をスッキリとさせるべく、グリルや前後バンパーをスマートな新意匠に。エンジンは2.4L。スリーサイズは全長4565×全幅1820×全高1690mm。価格は265万~339万円
CR-Vは06年10月に現行型にスイッチ。今年9月にモデルライフ最後と思われるマイナーチェンジを受けた。CR-Vは都市派SUVとして欧州でも人気を集めているが、日本での販売面は実力が高い割にもう少しという印象。ステーションワゴンをSUV化させたようなスタイルだけに、車内、荷室ともに広く、背の高さを感じさせない走りも魅力だ。サイズ的にはコンパクトというには大きく、日本では少し中途半端なサイズ感なのは確かだが、ファミリーユースを十分に満たしてくれる。ミニバンはちょっとイヤだけど、それなりに広いスペースが欲しいなら選択肢に入れたい存在といえる。

走りの質感もアップ

リヤビュー
リヤバンパーの形状を変更してスッキリしたデザインに変更。上位グレードにHDDインターナビを標準装備するなど、商品力の向上もニュースだ
内・外装のリフレッシュ以外にも、HDDナビの容量を30から40GBに増量し、アナログから地デジTVチューナー対応へと変更している。アルカンターラシートを本革とのコンビにするなど、装備と質感の向上を図っているのがニュース。

詳しい試乗記は今度の機会に譲るが、遮音材を追加し、さらにダンパーのセッティングを見直すなど、快適性と走りのクオリティをアップしているのがニュースだ。元々走りには大きな不満がないだけに、より実力を高めているのは期待大。このクラスは欧州勢が最近元気なだが、欧州で評価を得ているCR-Vにも目を向けるべきだろう。

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