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ETC1000円時代のミニバン選び

条件はあるが、ETC1000円時代が今月末にもやってくる。この際に公共交通機関から愛車に長距離の移動を変えようと考えている向きもいるはず。燃費、パワー、快適性など何を重視するかで選択も変わってくる。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

ミニバンこそ高速を支配する!?

フロントビュー
やはり燃費といえばハイブリッド。現役で唯一買えるエスティマハイブリッドは、発電機としても使えるから、アウトドア派にもオススメできるミニバンだったりもする。燃費はJC08モードで17~18.0km/L、10・15モードでは20km/L。価格は376万~506万円
「ETC1000円時代」が間もなくやって来る。大都市圏は例外になるなど、条件はあるものの高速道路料金が安くなるのは間違いない。また、ここでは高速など有料道路や道路行政のあり方などは脇に置いておいて、高速道路を使うユーザーとして、「ETC1000円時代」にふさわしいミニバンを考えてみたい。渋滞でも遠くを見渡せるミニバンは、背の低いクルマからすれば目障りだろうが、乗っている方はラクチン、ストレスも少ないのは確か。

燃費で選ぶなら

リヤビュー
エコカー優遇税制の導入が決定すれば、取得税、重量税が免除される。初期費用が現在よりも抑えられれば、人気がより高まることは間違いないだろう。ETC1000円時代に最もフィットするミニバンといえる
高速道路を使ってロングランを敢行するなら、燃費がいい方がいいに決まっている。しかし、渋滞に遭遇する可能性も高いから、どんなクルマでも燃費が良くなる傾向にある高速走行時だけでなく、低・中速走行時の燃費や快適性も無視できない。

そんな欲求に応えてくれる最右翼が、エスティマハイブリッドだろう。現行アルファード/ヴェルファイアには、ハイブリッドの設定がないからミニバンとしては唯一の存在だ。燃費、広さ、快適性に関しては太鼓判の押せる同車も、ガソリン車との差額が50~60万円も開く購入費用を考慮すると二の足を踏む人も少なくないはず。しかし、エコカー優遇税制の導入が見込まれており、取得税、重量税が免除されればその差はグッと縮まる。年間走行距離が8000kmと平均的な数値だが、今後はETC割引を使って帰省や観光の相棒として使いたいなら、検討の余地は十分大きい。

燃費だけでなく、静粛性の高さや先進的なイメージもハイブリッドの魅力だ。家族や仲間7、8人、現実には6人でも安く快適に移動するなら外せない。

次ページは高級ミニバンの移動について
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